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財前和真編12-3 ※和真×新堂

「じゃあ和真、今ここで新堂を犯すんだ」 「なっ……!?」 「できないなら、二人とも今日で俺の手を離れて金持ちジジイのペットにでもなるこった。あそうそう、ついでに綾乃ちゃんも売ってやるよ。飢えたロリコン共の性欲処理にあの小さな身体を酷使されて、いずれは父親もわからないガキを孕まされるんだろうな」  和真より先に新堂が反応する。 「駄目だ! それだけは絶対に駄目だ! 私ならどうなったっていい、だから綾乃だけは……綾乃だけはあぁっ!」 「ははっ、良かったな新堂。あんたも近々若いおじいちゃんになれるかもしれないだろ。なっ、親だったら早く孫を見たいってもんじゃないか? お、じ、い、ちゃん」  想悟は優しげな笑みを浮かべ、新堂の汗ばんだ髪を撫でる。 「うぅっ……財前……私は教師として、お前のことも息子同然に可愛い生徒だと思っていた……だが私は教師である前に一児の父親だ! 娘の方が大切なんだっ! お願いだ……綾乃を助ける為に、お前も協力してくれっ……」  教師としては失格だが、身を呈して娘を守ろうとするなんて、本当に立派な父親だ。  今から男に、それも生徒に犯されようとしているのだと考えると、いまいち説得力に欠けるが。  新堂は早く犯してくれと言わんばかりに和真を見つめる。  目があって、思わず俯いてしまったのは和真の方だった。 「オラどうした和真。やるのかやらねぇのかとっとと決めろ」  焦れた演技をしながら、想悟は携帯を持て余す仕草を見せる。 「こいつで俺が言えば、あんな小さい女の子、すぐに拉致れる」  そう言うと、やはり新堂が一人慌て出す。  新堂の痛々しい悲鳴を聞き、ようやく決心がついたようだ。  和真は思い切ってズボンとパンツを脱ぎ、新堂と同じ目線になるよう床に立て膝をついた。しかし、そこで動きを止めてしまう。 (ど……どうしよ……これ、このバイブ……抜く時もつらいだろうし……俺だってこんな状況で勃つ訳ねぇ……。でも、早くしないと想悟が怒って、教頭の娘まで酷い目に遭うかも……)  散々な言われようだ。それでも、この異常事態に他人の心配をする和真に、想悟は少しだけ驚いていた。  全て想悟や新堂のせいにして、自分だけは逃れようとするかと思っていたのに。  和真の今学期の通信簿には、「素晴らしい思いやりの心の持ち主です」とでも書いてやるところだ。もちろん、この調子ならばそんな予定は無くなるのだが。 「どうすればいいか教えてやろうか?」  助け舟を出してやる。和真は、弱々しく首を縦に振った。 「まず新堂のチンポ咥えて気持ち良くしてやれ。新堂を犯すのが最優先だからな、バイブも動かしながらだ。お前のは勃つまで俺が扱いてやるよ」 「う……。わ、わかった……」  観念した表情の和真が、新堂と向き合う。 「ごめん、教頭……気持ち悪いだろうけど、耐えてくれ……あむっ……」 「ッ……!!」  小さく謝罪をこぼして、和真は新堂のものをぱくりと口内に含んだ。  いきなり男の、それも顔を合わせるなり互いに口喧嘩をしていたような、正反対の性格とわかる二人が、一方は性的な奉仕を積極的に、一方はそれを受け入れなければならない。 (なっ、あ……嘘だ……教え子にこのようなことをさせているなど……でも……私が全て耐えねば、綾乃が……綾乃っ……)  綾乃、綾乃って。そんなこと、そのうち忘れさせてやる。  クラブは新堂の処遇を、これまで曖昧にしてきた。想悟もそろそろ、最終的な答えを出さなければ。  和真のフェラは新堂が体験したことのない猛烈な男の衝動を湧き起こす。  身をガチガチに縛った縄のせいで、バランスが悪くなり、和真は新堂を押し倒す形になった。 「ゃ……めっ……、財前っ、それ以上は、本当に……」 「れもぉ……想悟に、嘘は付けないから……」  ああ、何だろうかこの気持ちは。  和真が一心不乱に奉仕している、そして新堂が犯されようとしているのはクラブの素性も知らない輩ではなく、毎日顔を合わせていた人間。  寝取られるってのとは違うが、よく知った者同士が交わう姿は余計に興奮した。 「んっ、ぐッ……!? ふぅ……じゅるっるるっ……くはぁっ……」  よくやっているご褒美とばかりに、萎えた和真のペニスを扱き始める。 (ヤ、バ……何だよこれ……普通に扱かれるのだって恥ずかしいのに、フェラ強制されながら、なんて……ああもうっ、早く終わってくれよ……)  そうは言っているが、一度スイッチが入ると和真も所詮は雄なのだ。  今までの調教の成果でもあるのか、身体は素直ですぐに反応を示した。 「立派におっ勃ったたせてやんの」 「んぷっ、違っ、これは……! うぅ……なんでも、ない……」 (抵抗しても無駄だ……それなら……この手で教頭を……)  一瞬の逡巡の後、和真は新堂のものが萎えないように気を遣いながらも、凶悪なバイブをゆっくり取り出し始めた。  新堂も必死に奥歯を噛み締めて堪えている。抜く瞬間、一夜にして変えられたピンク色の内側粘膜が顔を覗かせ、腸汁と共にようやく外へと排出された。長時間中にあったせいで、むわりと湯気さえ見えそうだ。 「さっ、和真のモンもちゃんと勃ったし、新堂の中も今はガラ空きだし、お待ちかねの挿入タイム」 「う……うぅっ……」  それでも、やはり和真は一線を越えるのは怯えていた。

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