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翌日、指定された場所にユキトは来ていた。 1日付き合ってくれと言われたが、一体何なのだろう。 任務ではないとなると、皆目検討がつかない。 もしかして、自分が何かやらかしてしまったのか? ユキトはあれこれと考えを巡らせていた。 しかも、駅前のショッピングモール前に待ち合わせって… カップルがいっぱいいるし、なんだかデートみたいじゃないか。 そう思うと、またこの間のキスの事を思い出してしまい、ユキトは頭を強く振った。 何を考えているんだ、自分は。 いやそれ以上にスザクさんは何を考えているんだ。 自分は裏社会に生きる暗殺者だ。 こんなカップルがうようよいるような昼間のショッピングモールにいるなんて場違いも甚だしい。 そんなこんなで頭を悩ませていると、後ろから声をかけられ、振り返った。 「待たせてしまったかな、ユキト」 「ス、スザクさん…?」 そこに立っていたスザクは、いつもの黒ずくめと違い、爽やかでカジュアルな格好をしていた。 「どうしたのかな?私の顔に何かついている?」 思わずじっと見つめてしまっていた事に気付き、慌てて目をそらした。 「いや、なんか、いつもと雰囲気違うから…」 「そうかな?まぁ、今日はオフだからね。さぁ行こうか」 スザクはそのまま歩き出した。 「行こうかって…どこに行くんだ?」 ユキトは慌ててついて行った。

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