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6-14
別の男はユキトの背後に回り、しゃがみこんだ。
そして、上着の裾を頭を突っ込むと、双丘を両手で割り開いた。
「ひくひくしてんじゃねーか、いやらしい孔だな」
男は孔をつんつんとつついた。
「ゃ…、そこはいやだ…っ!」
さっきまで散々弄られたそこはかなり敏感で、今触られたら少しの快楽にも耐えられそうもない。
「なんだ、ここもうトロトロじゃねーか。牢屋でアナニーでもしてたのか?」
そう言うと、男は後孔に舌をいれた。
「あぁ…っ」
双丘を両手で力いっぱい割り開き、舌を奥の方まで差し入れ、敏感な中壁を舐め回していく。
「やぁ…、んぁぁ…っ」
ベスはじゅぼじゅぼと音を立ててユキトの性器をしゃぶり続けた。
「んん、ぁっ、あぁ…」
チロチロと先端の孔にも舌を入れられる。
「ぃあぁッ!そこ…やだ…っ」
乳首もぐりっと捻られる。
「あぁッ!」
後孔を舐めていた男は、ユキトの前立腺を舌で舐め擦った。
「やぁぁっ!だめぇ…っ!」
ユキトはベスの口内に白濁を吐き出した。
その間も前立腺や乳首は弄り続けられる。
「あぁん、やぁっ、も、イってるからぁ…!いじるなぁ…っ、あぁっ!」
ドクドクとずっと我慢していたものを吐き出す。
「…ふふ、おいしい。すごい量ね。もしかして我慢してたのかしら?」
ユキトの精液を飲み干し、ベスは満足そうな表情で言った。
ユキトはもはや少しの力も残っておらず、屍のようにぐったりと男達にもたれかかった。
「さてと、次はどこを弄ってあげようかしら」
「や…、もうやだぁ…」
これでもかというほど身体を蹂躙され、それでもなお手を出そうとするベスの言葉にユキトはもはや抵抗することも出来ず、心も折れてしまっていた。
その時、その場にいる全員にゾクッとする悪寒が走った。
振り返るとひとりの男がゆっくりとこちらに向かって歩いてきた。
「…スザク…さん…」
ユキトは小さく呟いた。
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