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「ユキト、改めて言うよ。ずっと好きだった。」
スザクは静かに言った。
ユキトは今度はスザクの目をしっかりと見つめる。
「強くなっていく一方で見せる寂しそうな表情、気を張って使う強い口調と時折見せる少年らしい仕草、強くあろうとする君と、優しくまだあどけない少年らしい君。一緒に過ごしていくうちに惹かれていったよ。自分でもおかしいと思う。でも、どうしようもなく惹かれていった。」
「スザクさん、俺もスザクさんのこと…好き…なんだと思う」
そう答えたユキトの顔は、お風呂でのぼせたように真っ赤だった。
「ふふ、ありがとうユキト。これからの事、話したいことはいっぱいあるんだが、すまない。そろそろ理性が抑えられそうにない。」
そういうとスザクはユキトの両脇を細い指先でつーっと辿った。
「ぁん…っ、スザクさん…!」
ユキトは慌てて口を抑えるが、スザクはその手を優しく外した。
「奴らがユキトの可愛い体を好き勝手に弄んだこと、腸が煮えくり返る想いだよ。全部忘れさせてやる。」
スザクはユキトの両方の乳首を摘み、クリクリといじった。
「ちょ…っ、あん!やぁ、ん、だめ、スザクさぁ…ん!」
ユキトは両手でスザクの腕を掴むが、スザクは辞めようとはしない。
「ユキトのここは、小さくてピンク色で可愛らしいね。今夜は嫌と言ってもやめないから、覚悟するんだよ。」
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