78 / 86

7-5

「ユキト、改めて言うよ。ずっと好きだった。」 スザクは静かに言った。 ユキトは今度はスザクの目をしっかりと見つめる。 「強くなっていく一方で見せる寂しそうな表情、気を張って使う強い口調と時折見せる少年らしい仕草、強くあろうとする君と、優しくまだあどけない少年らしい君。一緒に過ごしていくうちに惹かれていったよ。自分でもおかしいと思う。でも、どうしようもなく惹かれていった。」 「スザクさん、俺もスザクさんのこと…好き…なんだと思う」 そう答えたユキトの顔は、お風呂でのぼせたように真っ赤だった。 「ふふ、ありがとうユキト。これからの事、話したいことはいっぱいあるんだが、すまない。そろそろ理性が抑えられそうにない。」 そういうとスザクはユキトの両脇を細い指先でつーっと辿った。 「ぁん…っ、スザクさん…!」 ユキトは慌てて口を抑えるが、スザクはその手を優しく外した。 「奴らがユキトの可愛い体を好き勝手に弄んだこと、腸が煮えくり返る想いだよ。全部忘れさせてやる。」 スザクはユキトの両方の乳首を摘み、クリクリといじった。 「ちょ…っ、あん!やぁ、ん、だめ、スザクさぁ…ん!」 ユキトは両手でスザクの腕を掴むが、スザクは辞めようとはしない。 「ユキトのここは、小さくてピンク色で可愛らしいね。今夜は嫌と言ってもやめないから、覚悟するんだよ。」

ともだちにシェアしよう!