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第1話 (2)

A.M. 9:05  一限目が始まる15分前に、違う講義を受ける遼と香と別れてたわいもない話をしながら蓮と第二講義室に向かった。講義室に着き、窓側の後ろから二番目の席に隣同士で座った。第二講義室は大きく、景色もいいから俺は好きだ。 「ねえ、澄。」 「なに」 「今日、澄の家行ってもいい?」 「あー、今日は無理。」 「なんで」 「なんでも」 と言いながら、今日会う予定のセフレの一人にメッセージを返す。 「そっかあ。楽しんでね。」 「あ?あぁ、、ありがとう?」 僕は曖昧な答えをする。蓮はたまになにを考えているのかわからない。 そんな俺を見る蓮はにこにこしているが不機嫌そうにも見えた。

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