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第4話 脅迫はダメです
えーっと今のこの状況はなんだ?
のぞきがバレて、
手を引かれて別の部屋に連れ込まれたのか
今はというと壁に追いやられ
腕を顔の横に置かれて逃げられないようになってる
ってこれいわゆる壁ドンっていうやつですか?
と瑞樹は働かない頭を必死に働かして
今の状況を把握しようとする
で、そうだ
今が藤原くんに
アナル開発を頼む絶好のチャンスなんだ
と瑞樹は再びそう考える
「さっきのこと広められたくなかったら、
ひとつ頼みを聞いてくれないか」
と瑞樹は脅すつもりなんて無かったのに
勝手に口から脅しのような言葉が出てしまった
「あ〜ごめんっ、これ、えっと脅しみたいだよね
いやもう完全にパワハラ、えーどうしよ、つまり、えっとー」
と自分でも信じられない発言をしてしまったことに
焦って言葉はしどろもどろになり百面相する瑞樹
張り裂けそうなほど心臓がバクバク言っているのを感じる
脅し文句を言った直後に慌てふためき始める瑞樹を見て
「ふっ」と藤原は笑みをこぼすと
「いいですよ」と言った
緊張と混乱で下を向いていた瑞樹は
「えっ?!」
と咄嗟に上を見て大駕の顔を覗き込む
「いやいやちょっと近いです(笑)
大学卒業後は
ここで雇ってもらいたいと思ってるんで、
会社であんなことしてたってバレたら俺も困るんで
黙ってもらう代わりに
さっき言ってた俺に頼みたいことしますよ
ちなみに何ですか?」
と藤原は瑞樹に詳しく聞く
「えっとそれは、、」
と急に恥ずかしくなってきて顔が熱くなる
「藤原くんに僕の@%*#を開発してもらいたいみたいな」
と肝心なところをごまかしてしまった
「えっ?途中なんて言いました?」
と藤原に聞かれ
瑞樹は意を決して
「だから!僕のアナルを開発してもらいたいです!」
と大きい声ではっきりと言ってしまった
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