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第15話 見せ合いっこ2*
あーっ、これが見られると興奮する、
と大駕が言っていたことか
そう感じる瑞樹は
もうペニスを扱く左手を止められない
他にも、いつもひとりだけのときとは違う反応が
体に現れていることに瑞樹は気づいている
ペニスの先からいつもより多く溢れ出る先走りや
生理的な涙で滲む視界
口から漏れるあえぎ声
「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ、、んっゴクッ」
喘ぎながら口の中に溜まったよだれを飲み込む音
クチュクチュクチュクチュクチュ
っという先走りが泡立つリズミカルな音
自分から発せられている音に耳が犯される
そしてその音も自分の反応も
すべて大駕に聞かれ見られている事実に
興奮が抑えられない
すると
「あれ、右手が暇そうですけど
いつも通りしていいんですよ」
と大駕に指摘され
瑞樹はドキリとする
「なんなら俺が手伝ってあげてもいいですけど」
と動く素振りを見せる大駕に
瑞樹は
「ヤダっ、、わかったからっ
ちゃんとするからっ!」
と声を荒げる
大駕に見られている状態だけでも精一杯なのに
その上触られてしまうとどうなってしまうのかと
瑞樹は恐怖さえ感じ
言われた通りする
ベッドに背中を預け仰向けになり
空いた右手で乳首をくにくにと弄り始める
いつもより興奮してすでにぷっくりと尖っていた
乳首はやっと触ってもらえたと喜ぶように
激しく感じ、瑞樹の口からあえぎ声が大きく漏れでる
「はぁあ〜んンっ、
きもちいぃっ」
と口からよだれを垂らし、舌足らずになる
理性を保つためにあえて放っておいた乳首だが、
もうここで感じてしまえば終わりで
理性は崩れ去り、瑞樹は快楽の渦に呑まれていく
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