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第16話 見せ合いっこ3*
大駕に見られながら
ペニスと乳首をいじることに没頭していると
「はっ」
という自分のものではない吐息が漏れる音が耳に届いて瑞樹は不審に思う
見上げると
自分を見下ろす大駕の口が半開きになり
そこから漏れ出る吐息の音だと分かる
それに、貫くような大駕の視線には
熱が篭っているのも分かる
どんなエッチな光景も見慣れているであろう大駕を
自分の痴態が興奮させていることに
瑞樹は嬉しくなり、頭がおかしくなりそうになる
そんな瑞樹は興奮は止まらず、絶頂に近づきつつある
自分のいやらしい姿を集中して見下ろしてくる
そのまなざしに一層興奮し
「たいがぁっ」
と縋るように甘えた声で彼の名前を呼ぶ
艶やかに腰を揺らしながら、オナニーに励み
絶頂に近づきつつあるその姿は
まるで大駕を誘っているようだ
大駕は自分を誘うその体に触れずにはいられなくなり
瑞樹を自分の手でイかせたいという衝動に駆られる
今日これまでずっと触れられていなかった
瑞樹の左乳首に手を伸ばして
つねり上げる
瑞樹はその動作がスローモーションのように見え
触れられると分かった瞬間、それに脳が反応し
触れられる前にはもうイき始めていた
乳首がつねり上げられる刺激は甘美で
頭の中は真っ白になる
「っひぃやあぁぁーーーー」
と悲鳴にも似たような嬌声を上げて
瑞樹は背中を弓なりに反らしながら
ペニスから精液を噴き上げた
そしてポタポタポタッとお腹の上に降り落ちる
大駕は視覚的にも聴覚的にも興奮し
ゾクゾクっと快感が這い上がってくるのを感じた
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