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第20話 見せ合いっこ7*

顔まで飛ばしてしまって焦る大駕 とは対照的に 待ちに待ったものを与えられて充足感に浸る瑞樹は 指で目元と口元に着いた精液をぬぐい お腹の上に溜まる自分の精液と大駕の精液に すっと手を伸ばす あぁっ、 大駕の精液の生温かくてトロリとした感触っ と、大駕の温もりと情欲を(まと)った感覚に 高ぶる気持ちが冷めやらない それに、さっきからツンっと鼻をつく精液独特の いやらしい匂いに触発され、 どんな味がするのだろうか、 と興味が頭を(もた)げる そう思いを巡らせながら恍惚な表情で 円を描くように指を動かし ふたりの精液を混ぜ合わせ眺める まるでそれは 自分と大駕が混ざり合っているかのように感じて 笑みを浮かべる瑞樹 その一連の動作は美しく妖艶で まるで吸い込まれるように大駕は魅入っていた 欲を吐き出したばかりにも関わらず またペニスが起き上がろうとしているのを感じ、 目をつぶって興奮を鎮めようとする すると ペチャッ、と何かを舐めるような音がし 大駕は咄嗟に目を開け確認すると 瑞樹が乳首に着いた大駕の精液を指ですくい 舐めていた 「はぁっ?!ちょっ、、 何してるんですかっっ?」 と慌てて止めようとする大駕 「いや味見だよ ゲロが出るほど不味いっていう噂もあるし ちょっと気になって でも思ってたより全然いける気が… 大駕のだからかな?」 と天然爆弾発言をする瑞樹には さすがに大駕も完敗で 「コロス気かっ!」と項垂れた

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