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第23話 彼の部屋で過ごす休日3

そうやって告げる瑞樹の姿は、 10cm以上背の高い大駕にとって 上目遣いで誘っているように見える そのため大駕は顔が赤くなるのを感じ、 目を逸らして 「それ反則です 今日はエッチなこと何もしないって決めてたのに 早速俺の決心揺るがさないでください」 と言う その“何もしない宣言”に反応して 「あっ、そっか、、そっ、そうだよね、ハハッ」 と言って、初めての大駕の家への訪問で期待していた浅はかな自分に恥ずかしくなり動揺を隠せない瑞樹 それに気づいた大駕はニヤリとしながら 「すみません、今日は期待に応えられず 次からは全力で尽くして 骨の髄までトロトロに甘やかしますから」 と言って瑞樹を辱める 「ずっと立ちっぱなしなんで 座ってゆっくりしましょう いつも会社でココア飲んでますけど、 飲み物どうしますか?」 と瑞樹はリビングのソファに座るよう促される 自分のことを見て知ってもらえてることに嬉しく思いながら 「うん、ココアで ありがとう」 と答えソファに座る そこには 大型のテレビがあり、瑞樹はそれに目を輝かせて 「すごい大きいテレビ!これ何インチ?」 と聞くと 大駕は持ってきたココアを瑞樹に渡して 「65インチの4Kですよ ちなみに俺は8インチですけどね」 とニヤリとしながら答える 「俺は8インチ」という部分に 瑞樹はドキリとして ココアをこぼしそうになった 英語では、cmよりもinchが多用され 仕事柄英語をよく使う瑞樹にはその意味がわかる 8インチ、つまりは約20cmであり 嫌でも先日のオナニーの見せ合いの光景を 瑞樹に思い出させる 特に大駕の太く長大なペニスを すると頭上から 「顔真っ赤!」という笑い声が聞こえてくる それに対して瑞樹は 「何もする気ないなら そういうこと言わないで」 とまだ赤い顔で抗議する 「反省します(笑)」と言うと大駕は 「ところでテレビよく見るんですか?」と 先程のテレビへの反応の良さを思い出して 瑞樹に尋ねる 瑞樹は 「いや、ただ 海外ドラマとか映画とかよく見るんだけど いつもはスマホとかパソコンの画面でしか見てなくて いつかは大きなテレビ買って大画面で見たいなって 憧れてたから」 と答える 「じゃあまた今度、 週末でも時間とって一緒に見ましょうよ」 と言って大駕は瑞樹に微笑む 瑞樹はそうやってまた大駕と過ごせる休日の約束が できたことに嬉しく感じる

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