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第62話*R18
*紫桜視点
俺の下で理性が完全に飛んでいる愛しい恋人。潤んだ瞳は俺によって高められた欲望に濡れ、少し触るだけで可愛く主張し始める乳首。本当に可愛くて仕方ない 。
「ほら、どうしてほしい?」
Glareを乗せて優しく声をかけると、葉琉は涙を流しながら何か切なそうに見上げてきた。
「...っぁ、...ん」
何か言おうとするが言葉になっていない。
ああ、本当に可愛くて愛しい。
本当に”壊したくなる”。
「...葉琉が可愛すぎて考えてはいけないことを考えてしまった」
大切にしたくて、壊れないように守りたくて。
しかし、その本心とは裏腹にどうにもこのSubをこの手で壊したくて仕方ない。そんな衝動が沸き上がる。
「...んぁ、...ほ、しぃ...」
「ん?何がほしいんだ?」
発情した雌のように懇願してくる葉琉。他の女や人間なら嫌悪感が勝っているだろうが、葉琉だとそれが嘘のように嬉しくて仕方ない。
震える手を俺の顔に向けて差し出す葉琉。何を求めているのかわかっているが、言わせたくなる。
「...し、おぅが、ほしぃ...」
少しだけ理性が残っているのか、恥ずかしそうな仕草を見せる葉琉。
その理性は邪魔だな。
「もちろん。...けどその前に、すべてを俺に委ねてくれ」
「もぅ、ぜんぶ...」
「まだだ。俺のもとまで堕ちてくれ」
そういうと俺は葉琉の理性を根こそぎ刈り取るためにGlareを放つ。既に蕩けきっている葉琉には過剰とも言える大量のGlareに、葉琉は一瞬意識が飛んでいるようだ。目線はあらぬところを向き、口角からは少量のヨダレが垂れている。俗にいう”アヘ顔”だった。
ああ、本当に可愛いな、俺のSub は。
葉琉を視姦しながら辛うじて残っていた衣服を脱がしていく。葉琉の主張しているムスコは先から透明な液を垂れ流し、俺の目にはそれがとても美味しそうに映っていた。思わず舐めると意識がないはずの葉琉がビクッと反応する。
意識がないのに反応するとは。
思わず可愛すぎて肩で息をしている可愛い葉琉を抱き締めた。
緩みきった体と紫桜を誘っているようにしか見えない表情。葉琉の片足を自分の肩にかけ、菊門が見えるまでグイっと持ち上げる。
「...ピンクなのがまた可愛いな」
そっと菊門をそっと撫でると、葉琉の体がビクッと反応する。
葉琉から全面的に好意を向けられてのplayはこれが初めて。それを思うと、葉琉と出会えたことこそが奇跡だと思ってしまう。
俺の知っている”Sub”という存在は、ランク関係なく定期的にDomの性を受けるためにDomを誘惑しているというものだった。それこそ、数年前まで秘書課にいたSubは俺や役員たちに色目を使うことが日常茶飯事だった。それにうんざりして秘書課にはSubを所属させないと決めていたのに、なんの因果か見た目だけでDomに間違われた葉琉が俺の第二秘書としてやって来た。
一目見た瞬間に”こいつを離してはいけない”となぜか本能に支配され、その数時間後には一緒にPlayしないかと聞いていた。言った瞬間に「頭がおかしいやつ」と思われたんじゃないかとどれだけ後悔したことか。
それから紆余曲折を経てこうして俺に腕の中にいると思うと、ニヤケ顔が止まらない。
こんな顔、誰にも見せられないな。
いや、葉琉になら構わないか。
「...ぅあん...んん......、ぁん...」
ニヤケ顔のまま葉琉のピンクの菊を触っていると、小さく啼く葉琉。腰を揺らし快感から逃げたいと言わんばかりに体をくねらせる。それがまた俺を誘っていると理解していないんだろうな。
「...このままだとこれを入れると痛いだろうからな」
そう言って随分前から完全に起き上がっていた自分の分身を葉琉の菊門へと擦り付ける。葉琉は何かを察したのか、俺の肩にかかっている足を閉じようとして力を入れてくる。
「いやか?」
可愛い恋人に嫌なことをさせたくはない。何があっても拒否はさせるつもりはないが、一応聞いてみる。
「...っぁ...、ん...」
少しGlareが漏れたか。足の力を抜き、自分から擦り付けてくる。
「そんなに欲しいのか?」
俺は速やかに自分の分身にたっぷりとローションを塗り、葉琉のさせたいようにしてみた。
徐々に腰を強く擦り付けてくる葉琉。頭の上にあった腕を自分のお尻に添え、菊門を開くように手に力をいれている。
「言葉で言わないとわからないぞ?」
「...ぅん...、っ...ほ、しぃ...」
「何をだ?」
「っ...」
自分の中で膨れ上がるGlareが漏れでてしまう。何かを言いたい葉琉をそのGlareが妨げているのも理解している。今こそ自分のGlareの多さや我慢できないことを悔やんだことはない。
「ぁ...、んぅ......しぉうのが、ほしぃ」
呂律が回っていない葉琉は俺のGlareを受け入れてそれでも頑張って何かを伝えようとしてくれていることが何よりも愛しい。Speakのコマンドがまだ葉琉の中に残っているからだろう。
そう言いながらお尻に添えられていない方の手で俺の分身を優しく包む。
その瞬間に俺のギリギリで保っていた理性が完全に焼ききれた。
「っあああああ!」
「クッ...」
一気に葉琉の最奥を味わう。キュウキュウと俺を締め付ける葉琉。涙を流しながら体を硬直させていた。俺は強すぎる快感とこれ以上ないほどの歓喜で果てないようにするのがいっぱいだった。
「...動いていいか」
数秒、数十秒、あるいは数分、数十分だろうか。やっと落ち着いてきた俺は入れただけで白濁を吐いてしまった葉琉に優しく聞いてみる。
葉琉の方も少しだけこちら側に戻ってきたのか、俺の方に手を伸ばして小さく頷いてくれた。
そこからは可愛い恋人 の啼き声と俺の吐息、そして激しくぶつかる水音だけが朝まで寝室を支配していた。
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...やっと濡れ場終わりました...
難しすぎて何回挫折しかけたか...
でも葉琉君グッチャグチャで紫桜がヤンデレ風になるのが見たかったんよ(T-T)
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