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第67話*R18
22時過ぎに颯士はブツブツいいながら帰っていった。玄関の外で紫桜と少し話していたようだが、葉琉は玄関で見送りしすぐリビングのソファで小説の続きを読んでいたので気づかなかった。
「葉琉、風呂はまだだろう?」
「...ん?あぁ」
小説に夢中の恋人は紫桜に全く構ってくれない。新しい小説が手に入るとこうなるだろうと思っていたが、それは正しかったようだ。既に定位置になっているソファでさっさと紅茶を淹れて小説にのめり込んでいる。
...まさか無機物に嫉妬する日が来るとは。
「一緒に入るか?」
「...ん?あぁ」
生返事をしている葉琉はいつもなら断る誘いにもYesと言っていることに気づいていない。
ニヤリと悪い笑みを浮かべた紫桜は音を立てずに風呂の準備を始めた。この日のためにと買っていた乳白色のバスボムをワイド型の大きい浴槽に放り込むことも忘れずに。
浴槽が溜まるのは約20分ほど。葉琉は小説に夢中。邪魔をして今さら風呂を拒否されては敵わない。大人しく皿洗いをする紫桜。
「...葉琉、読書はちょっとストップだ」
「あ、おい」
20分経ち、風呂が溜まったのを確認した紫桜はバスタオルを脱衣所に準備して葉琉から本を取り上げる。もちろん栞を忘れずに挟み、そのままずっと無視し続けてくれた可愛い恋人を抱き上げた。
「何すんだ」
ムスッとしている葉琉。暴れなくなったのは恋人になってからだろう。その変化さえ紫桜からすると嬉しかった。
「一緒に風呂に入るってさっき言っただろう?」
「はぁ?そんなことー」
「さっき頷いているが?」
本にのめり込んでいる間、回りの話が入ってこないことを自覚している葉琉は紫桜にNoとは言えない。記憶を遡ってもそんな会話した覚えはないが、それに自信が全くないため大人しくお風呂場へ連行された。
「ほら、手を上げて」
「ちょ、自分でー」
「いいから」
「んぁっ...」
脱衣所にある洗面台に座らされ、脱がされる葉琉。自分で脱ごうとするも紫桜から漏れ出るGlareに阻まれて、Domに成されるがままだ。
「ほら、Come 」
「っ...、ん、...もっとぉ」
拒むことなく受け入れてくれる可愛い恋人にますます笑みと溢れ出すGlareが深くなる。そのまま抱き上げ、浴室へと入った。
そのまま浴槽へ一緒に入り、欲情しているのが一目で分かるSubを可愛く愛でる。浴槽の中で自分の膝に乗せ、お尻をゆっくりと撫でると可愛いSubは甘く啼く。自分の分身が直下立っているのが分かるが、乳白色のお湯で葉琉にバレることはない。
「ほら、どうして欲しい?Speak 」
「ぁ...、んぁ......っ、もっ...と、ほ、しぃ...」
この恋人は腰が動いているのが分かっているんだろうか。
「つぁ...!...なぁん...」
少し浮いていた葉琉の腰を掴み、強引に自分の分身を恋人の菊門に擦り付けると天井を向いて可愛く啼いた。そのまま突っ込めという悪魔と、優しくしないとという天使が脳内で戦争する。
「可愛い葉琉、言ってはくれないのか?」
「くぁ...、んぁ......だ、めぇ...」
入るか入らないかギリギリのところを攻める。だがまだ入れる訳にはいかない。解かしていないし、それ以上に今俺の分身にはゴムが着いていない。恋人だが、着けなくていいという最愛の人からの許可が出るまではちゃんと着けるつもりだ。
「ほら、葉琉」
Speak と追い討ちのコマンドをGlareと共に葉琉に投げる。全く抵抗せず受け入れるがままの恋人が愛しくて堪らない。
「も、ちょ...だぃ......ほ、しいのぉ」
思いっきり腰を擦り付けてくる可愛いSubに紫桜の悪魔が戦争に勝つのは一瞬だった。葉琉に強烈なGlareを当て完全に蕩けさせながら菊門を触る。するとまだ何もしていないのに可愛い菊門は既に俺を受け入れられるほどに解けていた。風呂の準備をしていた時に置いておいたXLのゴムを分身に装着させ、可愛いSubを一瞬持ち上げ自分の分身を一気に突っ込む。
「つあぁぁぁん!!!」
「くっぅ...!」
蕩けきっているとはいえ、葉琉の中はまだまだキツい。だがちゃんと解けているのは分かっているので傷付けるようなことはしていない。葉琉は目の前がチカチカと白く光っているのだろう。視線が合っていない。
しかし、そんなSubが可愛くて仕方がない。そのまま壊れてしまえばいい。
「っ葉琉...!」
「んぁぁ、あん、んっ、あぁ、ぁん!」
律動と共に可愛い恋人がリズム良く啼く。それと同時にチャプチャプと湯船が波打つ音が密室になっている浴室で響く。
「くっそ...!」
「っあ、んっ、んんっ、くっ」
チャプン チャプン チャプン...
可愛い恋人の愛しい喘ぎ声と水音が紫桜の耳を犯す。
「葉琉っ...」
「あぁぁっ!」
騎乗位では物足りなくなった俺は葉琉を一気に抱き上げ立たせると、そのまま壁に手をつかせ後ろから一気に貫いた。騎乗位とはまた違った締め付けで一瞬持っていかれそうになるがなんとか耐える。
まだ足りない...。
バックで犯しながら可愛い恋人の首筋を噛みながら恋人のムスコもシゴく。騎乗位で貫いた瞬間に一度射精したのだろう。少し元気がなくなっていた恋人のムスコが徐々に上を向いていた。
「葉琉っ、葉琉っ...!」
「っあぁぁぁぁ!!!!」
紫桜の白濁が葉琉の直腸へとトプトプとつぎ込まれていく。息を少し整えて脱力している恋人を見やると、視線が合っていなかった。
「葉琉、大丈夫か?」
少し心配して葉琉に声をかけるが、特に返事はない。
まるで幸せの中を揺蕩っている葉琉の表情を見ると直ぐにわかった。この恋人は逝った瞬間にSpace に入ったのだと。
紫桜は満足気に恋人を抱え直し、綺麗に洗い上げたあと宝物を扱うようにバスタオルで包んだ。
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