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介抱……?

「なに、言って」 「……僕、強気な子が必死に抵抗するのが好きでね お酒飲んで酔わせてヤってるんだ ……まぁ、普段は先に同意は取るんだけど 普段強気な子ほど酔ってたら余計に反抗してくれるし」 「なん、で、ラット……」 「お冷にラット促進剤入れてもらったんだ ……オメガの子とやる時は間違いがないように入れてもらってね」 「俺、はオメガじゃ、ない……!」 「わかってるよ」 「ただ、君の優しい仮面が剥がれた時、どんな風になるのか興味があるだけだよ ……思いっきり反抗してくれると嬉しいな」 「……クソやろう!」 体に力が入らないはずなのに必死に暴れようとしてくる 目はアルファの目だ、獲物に食らいつこうとしている、 ……最高だな どんな風に鳴いてくれるんだろうか 「は、なせ……!」 「ちょっとごめんね」 そう言い、ネクタイで辻村くんの手を後ろに縛り上げる 「くそっ!」 無理やり解こうと暴れるのを見守る 「……!」 「くはは、かわいいね」 辻村くんのうなじをつつっとなぞる 「アルファだけれどここを噛んだらどうなるんだろうね」 「触んな!!強姦やろう!」 「薬が効いてるはずだけどすごいねぇ ……僕も薬が効いてきたなぁ」 「は!?」 「んん、僕もラットになってやった方が楽しそうだなって思ってね ……我慢できないしそろそろヤろうか」 カチャカチャと辻村くんのベルトを外しズボンを下ろす 無言でローションをぶっかけ指を一本入れる 「っ?!や、やめろ気持ちわりぃ……」 無言で辻村くんのアナルをほぐす 二本目も入れる 「はっ、ざわんなぁ!ふっ……う」 「……今、オメガみたいにぐちょぐちょに濡れてるよ アルファなのにヤられてどんな気持ちだい?」 「ころす……!」 「やっぱり最高だなぁ……」 指を三本入れ、バラバラと中で動かしてみれば面白いように身体が跳ねる 「くはは、もう話す余裕もないかな」 「……さっさと、ぬけ」 「んん、そうだね もう十分かな」 つぷっと辻村くんから指を抜く 「よし、じゃあ次は僕のを受け入れてね」 「は、あっ、がっ……」 ミチミチと音がなるほど狭い中に無理やり突っ込む 「はっ……っぁ…………」 「息止めないで、ちゃんと呼吸して ……やっぱり初めてだからキツいな」 無遠慮に出し入れば辻村くんの体が強ばる そっと辻村くんのものを握り擦る 「っさ、さわんな……」 「んん、僕だけ気持ちよくなるのは悪いからね ……アルファなのにお尻掘られて勃ってるしオメガと変わらないね」 「…………」 息を荒くしながらもこちらを睨む目は以前、獲物に食らいつこうとする獣の目で その目がさらに嗜虐心を狩り立たせる ドスドスッと凶悪な僕のものを出し入れする 「〜〜!!がっ……」 「息、止めないで……敦人」 「!な、まえで呼ぶなぁ!」 「そうそうそのまま」 辻村……いや、敦人の体が痙攣を起こす 口からは意味がわからないうめき声が漏れ続ける 「はぁ……いいね 僕のオメガになってほしいなぁ」 ツツ……と白く、体温でほんのり赤くなったうなじをなでる 「ざっわんなぁぁぁぁ!」 ほとんど力が入らない手で振り払おうと醜く、美しくもがく 僕はその敦人のうなじに ガブッ……ブチッ 「は……?」 訳がわかっていない敦人が怯えた目で僕を見上げる 「……噛んじゃった まぁ大丈夫だよ、ちゃんと面倒は見るからさ」 「……! ふっざけ……」 そのままがくりと敦人が意識を飛ばす 敦人の中から引き抜きながらポツリと呟く 「……まぁ別にアルファ同士だしうなじ噛んだところでどうもないだろうし 応急処置はしないとなー」 鼻歌を歌いそうなテンションで絆創膏を探しに行く (……)

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