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「あ、っ……あ……ぁん……」 「ね。こんなにカワイイのだから、恥じることはないのだ」 「ン……はっ……そうかもしんないけど……んっ……かわいくはないです……ん、ふ……」  九蔵の脳はまんまと羞恥を快楽だと認識し始め、ハートのほうも、王子様の睦言に誑かされてしまった。  それに恥さえ捨てれば、スカートはなかなか挿れやすくていいかもしれない。  結合部やはしたなく白を纏って揺れる肉棒も見られないし、優秀ではないか。  四つん這いになりバックからヌルヌルと犯されながら、九蔵はスカートの利便性に感心すらする。重症だ。 (う…あ……また出る……) 「っんん……ん、っ……っ……」  ブルッ……と身震いし、緩やかに快楽だけを与えられて絶頂を迎えた。  艶めかしく絡みつく襞を振り切るように前立腺をカリ首の反り返りでこそがれ、押し出されるようにスカートの中から精がポタタッ、と滴り落ちる。  ニューイは九蔵の項にキスをして性の欲望をジュルリと啜るが、やはり終わりにする気がないのか、わざと残した。 「あ……ぁ……っはっ……」 「んん、はぁ、やはり九蔵の欲は、たまらなく美味しいのだよ……初物ではなくなったというのに熟成したワインのように味が増している気が……」 「はっ……ン、く……なら、さっさと全部食べればいい、だろ……?」 「うーんそれは難しい相談だね。九蔵の中の居心地が良すぎて出たくない」  大真面目になにを言っているのやら。  イクと実にうまく肉棒を締め上げる九蔵の中は、散々抜き差しを繰り返しても変わらずニューイに甘える。  油断すると長く持たないと言いムム、と渋い顔をするニューイだが、九蔵としては、お前はしつこすぎるというものだ。 「うむむ、悪魔は時間のスパンが人間より長くてだな……そろそろ飽きたかい?」 「飽きねぇけど、っヒ……っ」  ヒクヒクと痙攣する中に挿れたまま、ドサッ、とベッドに仰向けに転がされた。  イったばかりで中は敏感だというのに、急に転がすなんて酷い。体に力が入らないのでされるがままだ。  太ももを抱いて引き寄せられ、脚を左右に大きく開いた状態で律動が再開される。  まだ硬い怒張で柔らかく弛緩した肉穴の奥をズチュ、ズチュ、とかき混ぜられると、何度絶頂しても、九蔵は「あっ……」と甘やかな声を上げた。 「あっ……あっ……」  ベッドのふちから頭だけを落として逆さまの夜景を見ると、そこに映るセーラー服姿の自分と、ナイスバディなニューイ。  突き上げられるたびに、体が上へと揺さぶられる。  窓の中のニューイは九蔵の手をうやうやしく取り、ふふと笑ってキスをする。 「飽きないなら、シよう。デーモンアカデミーには制服がなかったから、女生徒姿の九蔵とするのは新鮮で気持ちいい」 「んっ……ぁん、っ……」  制服。女生徒姿。  そう言われると、裸のニューイに組み敷かれている自分がセーラー服というのは、改めて見ると道徳的にアウトな気がした。  なんというか、援助するアレとか、パパとするアレとか。そういうアレだ。 「く、ん……ふっ……」  しかしそう思うからこそ──九蔵は、もっとイケナイことをしてみたい、と思った。  こうしてまったりと羞恥の熱ごと感じられるよう教えこまれて、まろやかな肉欲に漬け込まれるのもたまらなくイイ。  だが、今の自分が制服で身売りするような生徒だとすると、もう少し激しく抱かれるのもいいのではないかという気分になる。  羞恥心が一時的に麻痺した今の九蔵だからこそなせる、大胆な思考と行動だ。

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