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右足の上に座って下半身を固定し、尾てい骨から窄まり、会陰までをヌチュッ、ヌチュッ、と擦った。
「んひ、ぁ、そこそんな、激しく擦んなくてもいい、って」
「むぅ、久しぶりなのだからちゃんと濡らさなければならないのだ。ちょっと目を離しただけなのにこんなにキツくなってしまって、一人で触らなかったのかい?」
「く、ふ、くっ……そんなとこ一人でなんか、触んねぇです、よ」
「じゃあなおのこと丹念に解さなければ。しかし私としては舐めて拡げたいが、ダメだと言われそうである……」
「だって、ん、汚ぇし、ふ」
「悪魔はバイ菌なんてものともしないというのに……! はぁ、九蔵はいつも中まで洗うからね。首筋からボディーソープの香りがするなんて絶望的な気分だよ」
「指、っぅ、あ…っ!」
散々ローションを塗り込んでからズプンッ、と中指を深々と腸内に挿れられ、九蔵は足を開いたままくんっと体を丸めた。
くそう、拗ねながら解しおる。
ニューイの煽り方が匂いだったとしても、今後も身体の内も外もピカピカに洗わないことはできないぞ。
中だって空っぽにしてある。
なんなら九蔵はボディーソープを薄めた湯で中を清めているので、腹の中までボディーソープの香りだろう。
そう言うと、ニューイは「あんまりだ!」と萎びた顔で嘆き、抱えた九蔵の左足を横倒して身を乗り出しながら九蔵の耳孔へヌプリと舌を突っ込んだ。
「ぅ、あ……っちょ、俺耳は、っん、弱いっ……! んっ……んんっ……」
「ふふ、知っているとも。だけど耳の穴は洗わないだろう? ここがほぐれるまでだけ舐めていたいので我慢しておくれ。九蔵の匂いを補充したい……!」
「補充とか、もうくすぐってぇよ、っあ……! 喋りながら指動かしたら、んっ、くっ、んっ」
嬉々として煽るニューイの耳責めと愛撫に、九蔵は肩を丸めて歯を食いしばりながらプルプルと震えて耐える。
根元までずっぷりと埋め込んだ中指を出し入れしながら、低く深い穏やかな声でわざと甘く囁くニューイ。
吐息が熱いしくすぐったい。
耳のうぶ毛が逆だってそよぐ。その上中もいじめられる。そんなことをされると、もう絶対に感じてしまう。
「は、ぁっ……も、普通に……っ」
「ん? ふ、へへ、かわいいぞ。九蔵が耳まで真っ赤だ。うーんかわいい。いや本当に耳だけでここまで愛らしいものか?」
「そうじゃなくて、耳は感じる、ぁっ……一人だけさ、んっ……んんっ……!」
「うむ、ものである。安心しておくれ。九蔵の耳は問題なく世界一かわいいぞ」
「ふぁ…あっ……あぁ……っ」
的はずれなフォローを大真面目に入れるニューイに、九蔵はビクビクとのたうち回って熱のこもった声で鳴いた。
口では困惑したふうを装うが、汗でヌルついた太ももを寄せて股間を擦る。
挿れる時は真っ直ぐにグリュッと挿れきり、抜く時は鉤爪状に曲げて直腸の襞としこりをこそぐようにヌチュッと抜かれる指。
完全に指を抜くと入口がきゅうと窄まる。
その瞬間、二本に増えた真っ直ぐな指がまた力任せにこじ開けて根元までズブッ! と抉り込むのだ。
あとはそれの繰り返し。
「んッ……んッ……んッ……」
抜いて、刺して、抜いて、刺して。
すっかり抜いて閉じた瞬間貫かれる。
追加のローションと腸液をかき混ぜてぐちょっぐちょっとテンポよく抽挿する。
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