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第244話 ∥

(アランside) 王子に告げて、俺はルオとラジールを追った。 しばらくは走るとルオたちに追い付いた。 あまり離れてなくて良かったと内心思う。 「伝えてきたか?」 俺に気付いたラジールがそう聞いてくる。 「あぁ」 「……着いてくるか?」 微妙そうな表情で聞いてくるラジールに、俺は小さく息を吐いた。 「着いてくるだろうな。でも、自分で何とかしろと言っておいたから無茶はしないと思う」 あの王子は自分の力量を把握している。 それにあの側近や騎士たちが無理はさせないだろう。 「ルオを追うのに、他は気にしてられないぞ?」 「気にする必要はないだろう。でもディラント様を発見した時に、怪我をしてないとも限らないから人手はいると思う。あのデカブツも一緒となると余計にな」 あのデカブツとディラント様が一緒っていうのも気に入らないけど…… そう考えると、ちょっと胸がモヤッとする。 「別に放っといても良いんじゃないか?そいつはあいつらが何とかするだろう」 とラジールはかなり離れた距離でかろうじて見えている王子一行を指差した。 「……まぁ、取り敢えずディラント様を見つけるのが先決だ。あのデカブツは見つけた時に対応すれば良いだろう」 俺は小さくため息をつきながら、ラジールに言った。 俺たちがそんな会話をしていると、ルオが突然咆哮を上げて走り出した。

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