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第25話

 少年はご機嫌だった。  だから、タクのを咥えて楽しんでいた。  コレが好き。  アルファのモノと比べりゃ、そりゃ、ささやか過ぎるが、でもそういう問題じゃない。  だってこれは可愛いタクのだ。  イカせないように根元を指で締め付けて、じっくり先端を舐めて吸って、舌先で穴をつついてやった。  「ああっ・・・ダメだ、いやだ・・・ぁ」  タクは身悶える。  可愛い。   なんて可愛い。    10才上とは思えない可愛いさだ。  タクなら、後ろの穴に突っ込んでやってもいい位だ。    基本、オメガは突っ込みたいとは思わない。   というより、そうするべきではない。  アルファが子供を産ませるためだけの生き物なのだから。   受け入れる性器が本物の性器で、前の性器はまあ、進化の果ての名残くらいのもので、排泄孔も兼ねたオメガ独自の性器の方が本物の性器だし、男性器に似たこちらでは子供を成せない。  まあ、こちらはこちらで楽しめるが。    だが後ろに比べたら・・・。  でも、タクだったら突っ込んでやってもいい。  タクは可愛いからだ。  「出させて・・・出させてくれ」  泣き叫んで、腰を揺らしてなんて可愛い。  突っ込みたくなるのは仕方ない。     「まだだめ。もっと可愛いくしたい」  少年はタクのを喉の奥まで入れてたのしんだ。  アルファのはここまで入れられない。    デカすぎて。  だから、俺の喉を犯すのはタクだけ。    ベータの連中とした時も、そこまではしてやってない。    タクのを唇で扱きながら、喉の奥まで使って吸いついた。     タクは訳のわからない言葉を叫び、腰を必死で揺らすが、しっかり根元を締め付けてイカせてやらない。  「許して・・・許して・・・」  ポロポロと泣きはじめた。  シーツを逆手で掴んでたえながら。  タクがここまで、ボロボロになって、乱れて泣くのに少年はゾクゾクした。  タクだけ。       ドキドキしたり、ゾクゾクしたり。  タクだけだ。  「イカせてやるよ」  許してやる。     うぉぉぉお  戒めを解かれたタクは、獣のように吼えながら少年の口の中に出す。  それは、アルファとする時のような味わいはない。  生臭い、それでしかない。    でも喜んで飲んだ。  タクのだ。  これはタクをかわいがった証拠だ。  タクは長く虐められた後だから、白眼を向いて意識を飛ばしかけていた。    フェラくらいで。  ホント可愛い。  突っ込んでやりたい。  でも、ダメだ。  タクはそういうのは好きじゃない。  やったら絶対気に入ると思うけど、好まないスタイルはするべきじゃない。  それに。  やはりタクを挿れたいのだ。  中で、タクを喰いたいのだ。  可愛いがりたいのだ  「タク・・・これで終わりじゃねーぞ、ここからが本番だからな」  優しく囁いて、タクの性器を扱き始めた  自分のと合わせて。  アルファの化け物みたいなのとはコレが出来ない。  少年はタクのとこすり合わせて扱くのが好きだった。    タクは情けなく喘ぐ。     簡単に勃ちあがる。  可愛い。  なんて可愛い。  イカせないように今度は根元を縛った。   虐めたい気持ちもあるが、タクを殺してしまうのを恐れてもいる。  何人かベータも殺してる。  セックスするだけで。     タクは殺さない。  絶対に。     擦り合せてゆっくり楽しむ。  「俺とすることばっかり考えてるんだろ、ずっと?」  優しくタクに少年は囁く。  タクが泣くからそうだとわかる。     「俺だけだろ、お前、こんなセックスできるの?」    可愛いタク。  泣いてるタクの頭を抱いて、褒美に乳首を与えてやる。  タクがここを大好きなのは、知ってる。   タクは、それでも躊躇した。    タクはいつでも躊躇する。  タクだけはいつも躊躇する。  この体が。    まだ幼いから。  タク。    なんて可愛い。  「舐めていいんだぞ?好きだろ?」  優しく囁いてやる。  タクは呻き、そして、とうとう堕ちる。  むしゃぶりつくのだ。  アルファの歯形の残る乳首を、アルファの舌の感触がまだ残る乳首をタクに与える。  タクは必死で。  でも。  優しい。  その舌も。  唇も。  吸われ舐められる度に、その優しさに少年は酔う。    「噛んで?」  そう言わなければ噛みたくても噛まない。     切ない痛みはもの足りなくて、でもだからこそ、愛しい。  繋がりたい。  タクを喰いたい。  でも、タクがここが好きなのだ。   ここで楽しむ。  タクのペースで。  少年もタクに酔う。  泣いて嫌がるくせに、自分から触れてくる時のタクは。  本当に優しい。  「タク・・・タク・・・タク・・・」  名前を呼ぶしかない。  こういう時に何を言えばいいのかを知らないから。  離さない、逃がさない、自分のものだ、なんて言えばタクは怖がってしまうだろうし。  存分に与えた。    与えるのは。    タクにだけだ。  タクは、怯える目を向ける。    ああ、この瞬間が好き。   少年は嬉しさにはちきれそうになる。  「挿れても・・・いいか?」  タクが言う。  自分から。   「挿れて」  喜んで答える。  中のアルファの精液は洗い流した。  でももうしっかりアルファの感触が残ってるそこを、タクに差し出す。  自分から脚を広げて。  オメガの穴は柔軟で、でも、とてもよく締めつける。  オメガこその穴。  そこは濡れていた。  タクが欲しくて。  そっと挿入される。  そのまどろっこしさが愛しい。  オメガの身体は子供の身体じゃないと、何度説明してもわからない、タクは、この身体に入るのをいつだってこわがるのだ。  「痛くないか?」  タクはそう囁いてくる。  ホント、今さら。  今さら。  アルファのが入る身体だぞ、と思うが。  タクにこういう風に扱われるのは嫌いじゃない。  「痛くないよ・・・気持ちいい」  優しく言った。  実際気持ち良かった。    これはタクのだ。  絞りとり、吸い尽くしたくなるのを堪える。    タクのペースでする。   何もしないで受け身なままで。  あえぐタク。    腰を動かすタク。  堪えるタク。  全部が愛しかった。        

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