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第66話

 タキは嬉しそうに門まで花を迎えにきた。  タキは一人で門の外に出ることを許されていない。  僅かな距離でも、だ。  タキもまた、籠の中の鳥なのだ。  だが。  タキは花といる時は監視カメラを止めさせている。  そう、こんな風に庭を歩く時には。  弟のトキは眠ってしまったので、二人きりでいられることにタキは舞い上がっているのがわかる。  そのふたりの後を犬達が距離を置いてついてくる。  犬達も花をもう、「襲ってはいけない人間」として認識していた。  むしろ、花が呼べば甘えてくる位だ。  二人は庭の東屋にむかった。  屋根とベンチだけがあるそこで、並んで座った。  犬達は外で待つ。  ベンチから外を見ると、庭の中に門があるのがみえた。  そして、木の塀と。  屋敷の中に門?  花はこれは大事なことだと察する。  「なんで門があるの?」   花は聞く。  美しい木で創られた門は、セキュリティー的には大したものではない。  もともと、この屋敷のセキュリティーは完璧だ。  だからこの門は、セキュリティーのためじゃない。  「母さんが出てこれないように」  あっさりタキは言った。  タキの母親。     つまり。    白面のアルファの番のオメガだ。  ここに監禁されているのか。  理由は大体わかる。  オメガを人目に晒すのも嫌がるアルファは多い。  ただ、家庭内ですら、おそらく息子達からも、オメガを切り離したいアルファは、異常だった。  「母さん、もうマトモじゃないんだ。オメガには多いって。ずっと。父さんに。されてるから。おかしく。なった。父さんと。大体。あの中に。いる」      タキは嫌悪と恐怖を隠さない。  細切れに話す。  でも、そこに羨望を花は見てとった。    タキは。   美しい母親を犯し狂わす父親を憎みながらも羨んでいる。  その歪な関係にとりつかれている。  ああ、溺れたいのか。       タキも閉じ込められてるから。  なら、快楽に逃げてしまいたい?  それなら、花にもしてあげられる。  花は俯くタキの頬を両手で挟んだ。  驚いて顔を上げたタキの唇にキスをした。  さらり  花の髪がタキの頬に流れる。  タキの唇は柔らかく、驚きに震えてた。  だから、花は思った。    「いただきます」  声に出したかもしれない。  上級生を散々泣かせたけど、まだ足りなかった。     タキが可愛くてたまらなかった。  舌で唇を割ってその中に入り込み、タキの舌を見つけだし、舌を絡めていく。  もうタキのズボンのチャックはおろされ、指で性器を擦り初めていた。  ビクン  ビクン  タキの身体が痙攣するのがたまらなかった。    驚き見開かれた目を見つめながら、その舌に自分の舌を擦りあわせてやった。  呻き声がもれる。  シャツのボタンも外す。  少年らしい薄い胸だ。  性器を擦りながら、乳首を親指の先でなでてていく。  きっとタキは。   今日花が帰る時にはここでイけるようになっているだろう。  舌を甘く噛んだなら。    性器の先から濡れていく。  刺激が全て繋がっている証拠だ。  それを擦りあげたなら、タキは呻いた。  ああ、可愛い。  睾丸を揉んでやったなら、また腰を揺らす。  乳首が勃ちあがってきている。  それを摘まんだ。  甘くタキの舌を吸いながら。  タキは。  タキは。  無抵抗だった。  良すぎたのと意味がわからないから。  大好きな女の子に何をされているのかわからないから。  丁寧にタキの口の中を舐めてから、花は唇を離した。  唾液が糸を引く。  濡れたままの唇で、タキの乳首を挟んだ。   舌で舐めながら吸い上げた。    「ああっ」  とうとうタキが鳴いた。  乳首を噛んだなら、身悶えした。  「ふうっ、はあっ」  その声が可愛くて花は乳首を噛みながら舌先でたっぷり舐めてやった。  乳首はもう尖っていて、ベータでも十分ここて楽しめることを証明していた。  指はいやらしく、ねっとりとタキの竿を扱く。   締められ擦られ、扱かれる。  手全体、手のひら、指先、親指だけ。  花の巧みな力の使い方、指の使い方の淫らさに、タキはあっと言う間に達してしまう。  「ああっ!!!!!」  タキの声が響いた。  タキは花の手の中に出す。    でも大丈夫。  タキが人を遠ざけているから。    タキはわけがわからなくて泣いてる。  その目尻に花は何度もキスをする。  ズボンも下着ももう脱がされていた。  タキと花では場数が違った。  「可愛い、タキ。食べてあげる」  花は囁き、胸から腹、ゆっくりと舐めあげていく。  タキは無抵抗だった。  ただ、花の舌に身体をよじらし喘ぐだけで。  さすがに股間に顔をうずめられ、小さな花の口に年齢相応なモノを咥えられた時には小さな抵抗があったが、花の唇と舌が動きじめたら、タキはもう、鳴くだけの楽器になった。  「なんで・・・なんで・・・」  タキは泣く。    「可愛いから。食べさせて?」  花は先端を吸ってキスしてから、タキを上目遣いて見上げて言った。  タキのモノがそれだけでビクンと跳ねて、花は可愛いすぎてわらう。  タキは花が好き。   それがとても嬉しくて。  口の中でイカせるのは簡単だけど、花はもうタキが可愛いすぎた、もっと色々したかった。  口でしながら、タキの硬い穴の周辺からほぐしていく。  タキの処女からもらいたかった。  タキにそんなことからさせたかった。  花のことが好きなら、処女からくれてもいいはずだ。  「そんなとこ・・・」  タキは泣いたが、もう抵抗ははなかった。  東屋のベンチで、花のために脚を開いていた。  上級生のように。  それに花はキュンときた。  口で性器を絞りとった。  タキがまた口の中でイク。    ちゃんと飲んでやった。  「ホント可愛い、タキ」  今度は穴を舐めながら、花は言った。  「なんで・・・なんで」  泣くくせに、抵抗はしないで、身体を震わせるタキは本当に可愛いくて。  後ろの穴を解すのも楽しかった。      ちゃんとタキは指でもイけた。  穴だけで。  大泣きしていたけど。    花がとうとうスカートをたくしあげ、男性器にのような擬似性器を見せてもタキは、逃げたりはしなかった。  貫いたなら、痛い痛いと泣いたけど。    「タキ。可愛い」  そう囁いた。  髪も撫でて、優しくした。   上級生の時の方が遠慮しなかった。  お兄さんに言おうと思った。  男の方が好きかもしれないと。  上級生よりタキは可愛いかった。    だから動きだしたら、タキが中だけでイける用全力をつくした。  タキは最初は痛がって。  でも、そのうち蕩けてきて。  最後は声を上げてちゃんと後ろだけでイったのだった。  花はタキが可愛くてたまらなくなった。  花はタキの中で出した。  タキはまた、可愛くその出された感触にイった。  花はタキの穴が感じて締め付けてくることを楽しんだ。             

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