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第67話

 タキは泣いていた。      泣いてるタキに花はキスをした。  まだ、何も知らないタキの舌は花の舌を迎え入れはしなかったけど、抵抗はしなかった。   優しい優しいキスを、花はタキに繰り返す。  でもまた挿れた。  すっかり柔らかくなった穴に。  涙を舌で拭いながら。  挿入したまま軽く揺すってやると、タキはまた感じて喘ぎ、前を勃てていく。  美しい少女のような花に犯されている。  タキはもう全裸だが、花は下着を片足だけ抜いただけで、制服姿のままだった。    足首に下着を絡まらせたまま、花はタキの締まった尻を楽しんだ。    「ボクが好き?」  タキに優しい声で花は囁いた。  「オメガなのか・・・」  タキは弱いところを擦られ、身体を痙攣させながら言う。  花は逃げようとするタキの腰を押さえつけ、さらに中でそこを擦りたてる。  タキが鳴いた。  さらに苛めて、笛のような声に変える。  「・・・そうだよ?・・・好きでしょ、ボクが?」  花はタキの耳を噛んだ。  タキが声を上げる。  可愛い乳首も弄ってあげる。  すっかり尖って硬く凝って。  タキはいやいやするように顔を振る。  でも、性器からは滴らせて。  ベータの身体がこんなに可愛いかったことはない。  「嫌い・・・嫌いだ。・・・オメガなんか」   タキはそう言った。  泣きながら。  鳴きながら。  そのくせ、花がゆっくり腰を揺らせば、感じてしがみついてくる。      「嘘つき」  花は笑った。  腰を揺らして欲しがって、締めつけてくるくせに。    ベータがこんなに最初から感じるなんて、しかも男が後ろで最初からこんなに感じるなんて。  花が好きでたまらないからに決まってる。  「好きでしょ」  揺らしてやった。    突いてやった。  回してやった。  タキは何度も何度も射精して、最後は出さずにイけた。   これが好きじゃ無いなんて有り得ない。  「嫌い・・・」  タキはすすり泣く。    でも、花にしがみついて離れない  花はますますキュンと来てしまった。  どうしよう。  上級生より可愛い。  そう思ってしまった。    自分より背の高い、自分よりかは遥かに少年らしいタキがこんなに可愛くなるなんて、結構予想外だった。  中で出した。    タキはまたイった。  タキをぜんぶ貰わないと。   花は夢中になった。    花はゆっくり引き抜いた。  タキの穴から自分の精液が流れるのをうっとり見つめた。  花はタキにまたがり、まだ硬いままのタキの性器を自分の孔へと沈めていった。  こっちも貰わないと。  これでタキはぜんぶ花のものだ。  処女も。  童貞も。  ゆっくり動きだしたらなら、処女を奪われた時よりも、タキが怯えて。  それがとても可愛いかった。  「ボクが好き?」  花は聞く。  気持ちいい。  孔でタキを包み込み、愛してあげる。  責めた分だけ甘やかしてあげたかった。    甘く。  甘く。  「嫌い・・・だ」  タキが泣く。  でも、自分から腰を突き上げて来た。  さんざん出した後だから、花の中でもまだ頑張れる。    「嘘つき」  花は言って制服のブラウスを外し、無いに等しい胸をブラジャーをずらしてみせた。  「吸っていいよ」  ゆっくり身体を前に倒したら、タキが泣きながらそれでも胸にむしゃぶりついてきた。  技術も何もない、その舌や唇を愛しく思う。    花が締め付け、揺らしたら、タキは呆気なく達して、花の中に出す。    後ろで犯されてた時より、大声でタキは果てた。  泣いてた。  でも、花の乳首から唇を離さない。  花を抱きしめて離さない。  花はタキの髪をなでる。  タキは夢中で花の乳首を舐めて吸う。     「可愛い、タキ。ボクのモノになって?」  花はお願いする。  花がタキを存分に可愛いがれるように。  「オメガなんて・・・オメガなんて・・・」  タキは泣く。  泣くくせに、また、花の中で大きくしていく。    「好きでしょ?」  花の言葉にもうタキは否定はしなかった。  それが、タキが花が好きな証拠だった。  花は満足して、そこから数回、タキを孔でも愛してあげた。  タキは後ろでも前でも。  とても可愛く、花に愛された。  もう花のモノだった。  花のためになんでもしてくれる、可愛い可愛い花のモノだった            

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