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第104話

 タクの上に跨がって締め付けながら腰をゆっくり動かした。  「ダメだ・・・もう、許して・・・」  タクが泣いているくせに、それでも腰をカクカク痙攣させる。  タクのが穴の中で擦れて、破裂しそうに熱くて、気持ちいい。  何よりたまらなくタクが可愛い。  少年の下で、涎垂れ流して、顔をクシャクシャにして泣いてて。  こんな可愛い男は知らない。  少年は胸が切なく痛む。  タクが可愛い過ぎるのだ。  唇を奪って、貪った。     タクは泣いていても舌には応えてくる、そして何度も呻いた。  少年の舌に感じているのだ。  少年はタクの乳首も指で摘まんでやる。    タクは喘ぐ。  ここも少年が教え込んだのだ。  孔の中で熱くもっと硬くなる「タク」の存在に少年は嬉しくてたまらない。  タクが感じて。  欲しがっているのだから。  「可愛いなぁ・・・」  声に出して囁いていた。  容赦なく孔で絞って蠢いた。      孔の全部でタクを欲しがった。  「でるぅ・・・出るぅ・・・」  涙を流しながら、タクが孔の中で放つ。  それが心地よく熱い。  それを全て孔で飲み込みたくて、少年さらに腰を動かした。  「可愛い。マジ可愛い」  少年は優しく囁く。  出したばかりでも、揺すってやれば、少年の中にいるタクはまた反応していく。  「無理・・・もう無理・・・」  タクは泣くけど、可愛いから止めてやれない。  俺を愛して。  少年は身体を揺する。  タクの全てを欲しがるリズムで。  タクが耐え難い痛みを耐えるかのように、叫ぶ。  イかせないように手でタクの性器の根元を抑えて、締めつけてやる。  「・・・・・・・」  言葉もなく、背中をそらし、タクがシーツを逆手につかんで身体を痙攣させる。  出させてないけど、イったのだ。  涙を流して、朦朧としているタクの姿を楽しんだ。  可愛い男が、快楽にボロボロになる姿を見ることこそ最高の快楽なのだ。  「もっと・・・もっとだ、タク」  少年は囁いて、激しく動いた。  締めつけて出させないまま。  タクは身体を跳ねるようにうごかし、逃げるように身体をひねった。  だけど、その腰だけは甘くゆれて。    ひぃ  ひぃ  呼気だけで鳴くタクは可愛いすぎた。    少年は追い詰める楽しさと愛しさに酔いしれていた。  だか、ふと、泣いて、逃げようとしても感じているタクの姿に、目眩がした  『止めろ!!クソが!!死ね!!』  そう叫んで、逃げようとして、それでも犯せれたのは誰だったのか。  中で出される屈辱に、それでもそれか欲しくて孔を蠢かせたのは誰だったのか。  神鳥の陰茎骨のあるペニス。  それが最奥を割開く感覚が蘇る。  甘く痺れた匂いが脳に快楽を送ってくる。  甘い甘い甘い甘い。  熱い熱い熱い熱い。  欲しい欲しい欲しい欲しい。  絞りとって蠢いて。  身体はどこまでも喜んだ     少年は身体を硬直させた。  思い出した感覚の甘さと、屈辱の苦さに。  手か緩み、タクは射精を許され、少年の中に放つ。  悲鳴のような声をあげながら。  熱いその感覚に。  熱くて甘くてはあっても、自分を追い詰めるモノではないそれを感じなから少年は。  少年は泣いた。  タクの上で。  ポロポロと。  まるで子供のように。    

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