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第115話

「待っていれば。あの子の方から来ると分かっていた」 【黄金】のアルファは嬉しそうだった。 だが、その言葉はオメガには届かなかっただろう。 小さな身体を細かく震わして痙攣していたから。 黄金はまだ幼いオメガの尻をその巨大な陰茎で穿っていた。 オメガは逃げた頃のあの子とおなじ年頃だ。 オメガとして成人したばかりの。 でも、ベータならまだまだ子どもとされる年頃だ。 細い腕や脚はあまりにも華奢だ。 巨大なアルファに抱かれていると、もっともっと幼く見える。 あの頃のあの子のようだ。 同じように柔らかい肌、甘い華奢な身体をしていた。 透ける明る髪も、金色の瞳も同じなのに。 でも、全く違った。 「お前はお前で気持ちいいけどね、可愛いし」 黄金は笑った。 優しく腰をゆらし、オメガの髪を優しく撫でてやり頬やまぶたにキスを落とす。 オメガはすすり泣いて悦んだ。 優しくされて嬉しいのだ。 細い腕で黄金に縋り付く。 オメガは先程まで、アルファ3人がかりに犯されていたのだ。 酷くされた。 自分のオメガ相手じゃないのなら、アルファは優しくない。 それはいつも通り、酷かった。 いつもされる酷いこと。 黄金に命じられたベータの使用人に、犯されるような。 いや、今回はいつもより酷かった。 アルファが相手だから。 長い長い舌を持つ、ヒスイの肌のアルファだった。 長い舌はあっても手足はなく、代わりに長い蛇の尾かある。 手などなくても、その柔らかな尾が、どんな指よりもいやらしく器用に動くのかを、もうその時にはオメガは知っていた。 尾で胸を指よりもいやらしく捏ねられたのだ。 そして、今はその長い舌もどれだけ巧みに オメガの乳首を責めるのかも知っている。 長い2つに別れた舌は乳首に巻つき、扱くように締めてくる。 そして長い尾は、手の平のように広がり、オメガの擬似性器に巻き付きしごき上げていた。 冷たいそして、凸凹のあるヘビの肌の感触が、コリコリと責めたててくる。 番である【黄金】のアルファが座って微笑みながら見てるから、そのフェロモンにあてられて、オメガは蛇のアルファ舌や尾に感じてふるえている。 乳搾りのように、搾られる度に何度も何度も射精しているオメガを、黄金は面白そうに観ている。 オメガを犯しているのは一人だけじゃない。 その小さな口でオメガは先だけでやっとの巨大な陰茎を必死でほおばっている。 真青な脚にヒレとウロコがあるアルファがその口を犯しているからだ。 せなかにもヒレがある。 美しいウロコがキラキラ光る。 ちいさなオメガの口を犯すために腰をぷつける度に。 うぐぅ うぐっ 苦しそうに喉奥でオメガが呻き、涙を流す。 でも感じてる。 オメガは蛇のアルファに胸を舐められ、尾で擬似性器を擦られて射精しているから。 そして、後ろの孔もめいいっぱい犯されている。 小さな尻が変形するほど犯されていた。 ヤギの脚をと蹄のある逞しい太い下半身が巨大な陰茎を普通はならば引き裂かれるはずの孔をたのしむ。 オメガの孔。 幼い少年のように見えても、そこはアルファを受け入れるための場所なのだ。 オメガは泣いていた 口を鱗のあるオメガに犯される前には泣き叫んでだ。 嫌だ。 やめて、と。 感じて射精して、イキながら。 口を犯すために塞がれた後も、言えないだけで、叫んでいた。 嫌だ。 やめて、と。 でも同時にたまらなく感じていた。 番のフェロモンの匂いが、発情させて、快感をどうしようもなく感じさせてくる。 3人のアルファにあますところなく感じさせられて。 後から突かれながら浮きでたあばらを撫でられる。 薄い柔らかい皮膚は感じるためにしかないセンサーで。 口いっぱい広がるアルファの陰茎のコブだらけの先端は、オメガが舐めて舌を楽しませるもので、苦しいのに夢中で舌を擦り付けずにはいられなかった。 耳の穴まで口を犯すアルファに指で犯され、泣いた。 気持ちよくて。 蛇のアルファの舌と尾は乳首と擬似性器をたっぷりと感じさせてくれた。 痙攣し、射精し、頭の先から爪先まで快感をあびせかけられる。 でも。 嫌。 でも。 止めてほしかった。 アルファ達は遠慮なくオメガを貪った。 ただ、楽しみ貪るためだけに。 他人のオメガを抱けること、しかも、その番のアルファの公認で、などということは有り得ないことなのだ。 アルファ達は楽しんだ。 泣いてる幼いオメガで楽しんだ。 3人がかりでするようなこと自体、アルファには有り得ないことで。 自分のオメガをこんな目には合わせたりしないし、他人のオメガは普段なら丁寧にあつかう。 だって、それはアルファのオメガなのだ。 敬われるべきものだ。 欲しければまず、アルファを殺してから犯す。 だが、アルファが。 自分のオメガをそうしてもいいと言ったのなら。 話は別だ。 アルファの名誉を汚さないのなら。 アルファが構わないのなら。 それなら、オメガを喰わない理由はない。 3人がかりでそのオメガを喰った。 舌で、指で、陰茎で、孔や口を犯してたのしんだ。 そのオメガは泣いたし、嫌だと言ってが、抵抗はしなかったし、何度も何度もイっていた。 オメガはアルファに抱かれてよろこぶものだ。 3人ものアルファに抱かれるならオメガも本望だろう。 なにより番のアルファが望んでるなら、オメガはそうするべきなのだ。 だが、そんなことを臨むアルファがいるとは思わなかったが。 自分のオメガが犯されているのを見て楽しむなんて。 優しい声で、番のアルファは言った。 「もっと、酷くするといい。その子は酷くされるのが好きなんだ」 その声は欲望すらなくやさしくて。 発情して興奮しているアルファ達ですら奇怪な顔をした。 だが、アルファが望んでいることだ。 オメガをそうしてやるべきた。 酷く突き上げた、たのしむためだけに。 乳首に血が出るまで噛んだ、痛めつけたかったから。 口をふさぎ喉を塞いだ、支配するために。 だが。 それでも、オメガは感じた。 そんなものでも感じた。 オメガは泣いた。 酷いのは、この行為じゃない。 自分の番であるはずのアルファが、必死で伸ばしたこの手をとってくれないことだ。 微笑んで見ていることだけなことだ。 小さな尻を犯される。 みているその前で。 まだ未熟な性器をしゃぶりつくされる。 細い喉へむかって溺れるほどに放たれる。 ゆさぶれれ、貫かれ、舐められ、何度も何度もちいさな身体に注ぎこまれた。 アルファたちはオメガの孔を口を、乳首を、そそり立つそこを楽しんだ。 側で笑って眺めるアルファの望みだから。 持ち主がてあるアルファがしてもいいなら、このオメガにはなにをしてもいい。 泣き続けるオメガが開放されるまで長い長い時間がかかった。 泣き感じながら。 そして。 ボロボロになったオメガを優しく黄金は抱いているのだ。 やっと与えられた腕にオメガは縋り付く。 縋り付くしかない。 他に縋り付くものを知らないから。 黄金の巨大な1つしかない目が細められる。 そんなオメガは可愛かった。 挿れたままゆすってやれば他のアルファが出した精液がこぼれだす。 優しく抱いた。 他のアルファに噛まれた場所も全部なめてやった。 すすり泣いて、感じて、しがみついてくれるオメガはかわいくて。 でも。 とても代わりにはならなかった。

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