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公園のトイレへ移動し。
冬総は未開封のコンドームから、ビニールの包装を外した。
「フユフサ……まだ、っ?」
「そんな急かすなよ。……今、ゴム付けたから」
指で慣らした秋在の秘所に、コンドームを付けた冬総の逸物を、擦りつける。
そうすると、秋在の肩が小さく跳ねた。
「ん……っ。ココアより、熱い……っ」
「そ、ういうの……割と、股間にくる……ッ」
「どういう、意味……?」
「…………興奮するって意味です」
以前、学校のトイレでシたのと同じように。
洋式トイレに座る冬総の上に、秋在は座っていた。
どれだけ冬総が興奮しているかは、コンドーム越しにも、秋在へ伝わっている。
そして、どれだけ秋在が興奮しているかも……冬総は、分かっていた。
「挿れたい、秋在……ッ」
「うん。……いいよ」
先端が、後孔に擦れる。
たったそれだけでも、秋在不足の冬総には刺激が強かった。
秋在は体を動かし、冬総が挿入しやすいようなポジションをとる。
そんないじらしい姿にさえも、冬総の劣情は大いに増幅した。
「ん、ぅ……っ! ぁ、あぁ、っ」
ゆっくりと、秋在の内側に熱を収める。
苦痛を訴えてもおかしくないはずの秋在は、甘い声を漏らすだけ。
「熱くて、気持ちい……っ。フユフサ、もっと……早く、奥までぇ……っ」
冬総の耳元に、秋在は唇を寄せる。
「ボクのこと、いっぱい……犯してぇ、っ」
トイレでするのは、二度目。
だが、前回の秋在とは比べものにならないほど……今日の秋在は、妖艶だった。
「秋在……ッ。今日、いつも以上に……すげェ、可愛い……ッ」
「んんっ、ぁ、あっ! 体……ゆさゆさ、されたらぁ……っ! あ、ぃう、っ!」
「私服の秋在も、メチャクチャ可愛い……ッ。その服、似合ってるよ、秋在……ッ」
「あっ、あ、っ! お尻の、奥ぅ……いっぱい、突かれて……ぁあ、っ!」
体を突き上げると、その度に秋在が反応を示す。
律儀なその姿に、冬総の中には秋在への愛しさが、抑えきれないほど込み上げてきた。
「秋在、好きだ……ッ! 可愛い、好きだよ、大好きだ……ッ!」
「やっ、だめ……っ! そんな、好きって言われたらぁ……っ! ボク、変な気分に、なっちゃう……ん、あぁ、っ!」
覗く秋在の逸物は、先走りの液でヌルヌルだ。
冬総は迷うことなく秋在の逸物を握り。
そのまま容赦なく、扱き始める。
腕の中にいる秋在は当然、体を震わせ始めた。
「ぁあ、っ! だめ、やっ、フユフサぁ、っ! 出ちゃう、からぁ、っ!」
「いいよ。秋在が気持ちいいと、俺は嬉しい……ッ」
「だめ、あっ、だめぇ、っ! んっ、イくっ、イっちゃ――あ、ぁあっ!」
秋在の体が、大きく震える。
逸物を握っていた冬総の手は、瞬く間に白く汚れていった。
「んんっ、ふ……っ。あ、はぁ……っ」
冬総へもたれかかるように、秋在が脱力する。
しかし、秋在のナカにある冬総の逸物は……まだ、達していない。
「秋在、ごめん。……休憩時間、あんまりないから。……秋在のこと、休ませてやれない……ッ」
「あ、ふぁ、っ! ひ、ぃん……フユフサ、あ、っ!」
戸惑う秋在が、声を上げる。
それでも冬総は、動くことを止めてあげられなかった。
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