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香る一夜

下着を脱いだ斎藤に紫音がシャワーをかける。 ぶるっと頭を振り目にかかる髪を掻き上げると紫音の手が斎藤の腰にそっと触れた。 「何か、スポーツをされてるんですか」 「いや、週に何度かジムに行ってるくらい」 「割れてますね」 「ムキムキが好きならもっと鍛えようか?」 「いえ、今の身体が好きです」 「好きならもっと触って」 「………大きいですね」 紫音の手が腰に触れるよりももっとおずおずと斎藤のモノに触れる。 「反応してないのにこの大きさなら…」 「だから、紫音をたくさん愛撫して準備しないと」 「…………男性同士はどこに入れるか知ってますか」 「ここでしょ」 斎藤の手が腰からするりと紫音の臀部に回りそのまま割れ目を降り固くきゅっと窄まった蕾に触れた。 「挿入、しなくても、いいですよ、初めてなら…」 「紫音は欲しくない?」 「私は……………………いいんです」 「硬くなったコレで気持ち良くなってみたくない?」 「その自信はどこからきてるんですか、初めてなのに」 ジロリと下から睨まれて斎藤は肩を竦めて見せた。 「自信がある訳じゃないけど、紫音を蕩けさせるくらい気持ち良くしたいって思ってるから、かな」 紫音の顔がじわじわと赤くなるのを見て斎藤は紫音の腰を引き寄せ耳元に口を寄せた。

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