6 / 30

第2話(3)

「伝承通りであれば、あとは魔力をこの魔法陣に込めるだけです。」 伝承の内容を記した書物を何冊も調べ、女神召喚の準備まで漕ぎ着けた。 あとは王族が持つ特別な魔力を用意した魔法陣に込めるだけだ。 「分かった、皆下がれ」 アスラン王子が家臣たちを下がらせ、魔法陣に手を添える。魔力が込められた魔法陣は黄金に輝き出す。 「おお…!!陣が発動したぞ…!」 さらに魔法陣が眩い光を放ち、視界を遮る。 「くっ……!」 光は段々と薄れていき、皆静かに目を開ける。 さあ、鬼が出るか蛇が出るか… 「!」 魔法陣の前にいた人物は目を開けた瞬間、目の前の光景に驚く。 「め、女神様が……」 目の前にいたのは―― 「2人???!!」 中性的な男が2人、魔法陣の中で震えながら抱き合っていた

ともだちにシェアしよう!