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第3話(2)
彼の言葉に困惑する。何故私がこの青年と?
「俺、売りの子とは一緒にシャワー浴びたい派なんだけど!」
頬を膨らませて私も湯浴み場に入るよう駄々をこねている。シャワーとはよく分からないが、つまりは私に湯浴みの世話をしろと言うことか?
「よくわかんないけど俺女神?の弟子だし!サービスしてよー!」
本来なら湯浴みの世話などメイドの仕事だが、皆女神の方に出払ってしまい、残りも部屋の準備に行かせてしまった。
弟子ならば湯浴みは自分で行うと思ったが……女神の弟子を頼みを下手に無下にもできない。
「…わかりました」
はあ、とまたため息が出る。
「じゃあ、脱がせて」
服を脱がすように要求してる。私は拒否することも諦め、彼のシャツのボタンに手をかける。シャツから見える肌はとても色白で滑らかだ。
ボタンを外し、肩からシャツを下ろしていくと、綺麗なピンク色の乳首が露わになる。
男と分かっていても、華奢で色っぽい身体につい視線を逸らす。
「…ね、下も、脱がせて」
私の手を引き自分の下腹部へ導く。
熱を帯びた声でこちらを見つめてくる。目が合った瞬間、彼の大きく潤んだ瞳から目が離せない。
妖艶に微笑みかける彼の表情に心臓の音が速くなる。
「ん、もっと、触って…?」
身体を寄せて、手に腰を押しつけてくる。彼のソレが昂っているのがわかる。ゆっくりとソレを触り出す。
この青年は男だぞ…?男同士でこんなこと、早くやめなければ…!
頭ではわかっているはずなのに、彼を弄る手は止まらない。
「あっ、ぅん」
ズボンから取り出されたそれはすでに先走りで濡れていた。親指で亀頭をなぞり、裏筋を指で輪を作りゆるゆると上下に動かしていく。
「きもち、いっ…なんで…?手だけで、こんな感じて…ッ」
青年の息遣いが荒くなっていく。腰を抜かし、そのまま私の胸に倒れてくる。
「レオ…ハルトぉ…ッ」
「ッ…?!」
不意に名前を呼ばれて手に力が入ると同時に、青年は私の手の中で果て、そのまま気絶してしまう。
手についた彼の精液を見てハッと我に還る。
「わ、私は一体何を……」
まさか男相手に誘惑に乗り、自慰を手伝うなんて…
穏やかな表情で寝ている青年を見る。女神の弟子だからか…?神聖魔力の魅力に呑まれてしまったのだろうか。しかし、いくら考えてもわからない。
今日まで瘴気や神聖魔力の研究や召喚の準備に追われていたので流石に疲れて…
「…?……なんだか身体が軽くなったような…?」
初めての経験ばかりで混乱する。
……一体これからどうなるのやら。
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