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第4話(2)

「そ、そういえば、何で俺の名前知ってんの?!」 自然に呼ばれすぎてスルーしてたけど俺この人達とは初対面だよな? 「女神様で在らせられる、受川様に教えていただきました。」 そうだ、受川に聞けばこの状況のことを何か知ってるんじゃないか?そうと決まれば受川の所に行かねば! 俺は扉を開け、そのまま部屋を出ようとすると、何かにぶつかった。 「すみませ…あ!?」 目の前にいたのは、昨日見た受川の推しキャラのアスラン王子だった。 背が高く、目鼻立ちが整っていてサファイアの宝石を連想させるような青い瞳に、プラチナブロンドの髪、ゲームの中ので見たイラストよりも実物の方がはるかにイケメンだ。 「お、王子?」 「おや、猫目様。お怪我はありませんか?お目覚めになられたのですね。良かった。」 俺をそっと抱き寄せ、怪我は無いかと頬に手を添えられる。その紳士的で自然な所作に思わず惚けてしまう。 「ちょっと!何やってんだよ猫目!」 アスラン王子の後ろからひょこっと出てきたそいつは受川だった。 「受川!」 「俺の許可なくアスラン王子にベタベタ触るなっつーの!」 俺と同じような格好をさせられている受川は嫉妬しているのか、俺と王子を引き離す。 触ってきたのは王子だっつーの! 「ふふ、女神様は可愛らしいな」 王子は俺と受川を見て呑気にニコニコしている。 受川は王子の言葉に顔を真っ赤にしている。処女じゃあるまいし。何だその初心な反応は…… 俺はふと、そうだ!と思い出し、受川の肩を掴みながら攻め立てる。 「おい受川!ここってどこなんだよ!景色も見たことない街並みだし、メイドも部屋に入ってきて俺の名前知ってるし、どうなってんだよ!!」 「何だよいきなりっ!お前が起きたって聞いたから王子と様子を見に来てやったっていうのに。名前は俺が王子に教えたからだよ。流石に汚らしいお方じゃ可哀想だろ?」 「何でこんな所にいるのか説明しろ!」 「はいはい、じゃあ真面目に言うぞ?冗談じゃないからな? 多分俺達、 ――BLゲーの世界に来た。」

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