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第7話(2)
「よくわからん異世界で肌触りのいい素材を見つけるのは大変だったなぁ。しっかし、この世界に魔物っていうモンスターがいるなんて、流石ゲームの世界だな」
このディルド一号ちゃんはスライムの魔物の核から出来ている。粘り気のあるスライムに覆われた核は柔らかいシリコンのような素材でできていた。そうして核をペニスの形をした型に流し込み、固めたものがこのディルド一号ちゃんだった。
「流石にレオンハルトやイアン達にこんなエログッズ作ってるとは言えねーし……」
イアンや他の魔導具技師達は女神の弟子である俺がどんなものを作っているのか興味があるようで、暇さえあればどんなものを作っているのか聞いてくる。
この研究室は俺が王様にお願いして、瘴気の研究の為だと説明し、魔導具技師の人達が使っていた場所を俺のために空けてもらったのだ。
だが実際には、俺は受川に頼まれたエログッズを密かに制作を行っていたのだ。これがバレたら皆が俺を白い目で見てくるだろう。その為、バレないように女神の弟子という権力を使い、『女神の力を持たない人が入ったらキケンだから〜』とぼやき、この部屋を俺以外立ち入り禁止とした。
「さて、実践といきますか」
用意された研究室の中にあるズボンを脱ぎ去り、ソファに腰掛ける。
横に置いてあったこれまたスライムの体液で作った試作品のローションを手に垂らし、ディルドに塗りたくる。
そして手についたローションをアナルに滑らす。
「はあ…ッ」
今日のために2週間のオナ禁をしていたためか、身体がいつもより疼く。そして、ゆっくりと中を指でかき混ぜ解していく。
「んぁ…」
指を抜きディルドを入口に押し当てる。ぐぷぷ、と中を押し広げながらディルドが奥へと進んでいき、根本まで入ったディルドをゆっくりと上下に動かしていく。
「んんっ…」
亀頭を模して型取ったディルドの先が中で擦れてつい声が出る。
「あっ、意外とイイかも…んっ」
徐々にディルドを上下に動かしていた手が早くなる。
「やば…久々だから感じやす…あっ」
自慰行為に夢中になり、段々と行為が大胆になつていく。少しだけ開いていた足ももっと入れやすいようにソファに乗せ、M字開脚の体制でディルドを受け入れる。
「んああっイキそ…っ前も…」
ペニスも同時に弄りビクビクと体が跳ね、絶頂する。
2週間も溜めていた精液が顔まで飛んだ。
「はぁ、はぁ…う、最悪…精子飛びすぎだって」
一息ついて、体を拭こうと立ち上がろうとした瞬間、目の前の気配にようやく気付いた。
「え!?れ、レオンハルト…?」
目の前に立っていたのはレオンハルトだった。いつから部屋に入って来ていたのだろうか?いやそれよりなんで部屋の中に?ていうかレオンハルトが今どんな顔をしているのかなんだか怖くて見れない。思考がまとまらず動揺している俺にレオンハルトが言葉を発する。
「……これは、どういうことですか」
「えっと〜〜〜………」
お、終わった…
俺は冷や汗が止まらなかった。
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