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第8話(4)
「くっ…そうやって煽って…!」
指を抜かれ、いつの間にかスライムの拘束から抜け出した手が俺の尻の方へ行き、新たにレオンのゴツゴツとした指がナカに押し入ってくる。
「あっ?!ンぁあ」
感じる場所を何度もコリコリと擦られ腰が痺れ、身体を起こしたままに出来ずそのまま前に倒れ込む。
「貴方にもシてあげますよ」
そう言ってオナホでレオンのペニスと俺のペニスを一緒に包み込んだ。
「ひぁ…っ」
レオンの熱意を帯びたモノの感触と体温を感じながらオナホごと扱かれる。
「ゃ、前も一緒に弄っちゃ…!あぅ」
「ハッ…でも後ろは締め付けてきますよ、ほら」
レオンの指を意識する度ヒクヒクと動いてしまうのが伝わって恥ずかしい。前も後ろも弄られて快感でどうにかなってしまいそうだった。
「腰が動いてますよ。そんなに気持ちイイですか?」
「は、んんっ」
意識が朦朧としている中レオンと目が合う。息を荒くしながら熱を帯びた視線で俺を見つめている。そんな表情をだけで身体が疼いてしまう。俺は勝手に身体が動いた
「ぁう、いい、すきぃ…レオンんっふっ」
「!…っふ」
レオンの唇を塞ぎ、舌を入れて求める。それに応えるようにレオンも舌を絡めてくる。
(あ…俺…レオンとキスして…?)
夢中でお互いの舌を吸ったり、顎裏をなぞられたり、言葉にならない快感が身体を襲う。
「ふぁぁッイっちゃう、イっちゃうぅぅ♡」
ドクンと脈を打ち白濁をオナホの中に吐き出のと同時に身体が光る。いつもの白色と違い黄金のような色が混じった光は部屋を覆う以上に輝きを増していた。
「…ッ!これも神聖魔法なのか?色が…それにこの魔力量…」
レオンが何か言っているが絶頂している俺には話が耳に入らなかった。
全身の痙攣が治まると同時に光も消えていく。
ハァハァと荒い息を吐きながら身体の力が、意識が遠のいていった。
「海斗!…魔力を使い果たして気絶してしまったのか」
レオンがそっと海斗の身を整えている最中、自分のしていた行為を思い出す。
男は好きじゃなかったんじゃないのか…?それに、海斗は俺のことを…?
男相手に何度も欲情するなんて、とレオンは海斗の身体を拭いながら自身の行動に驚いていた。
「もしかして俺も……」
――――――――
そんな様子を部屋の外から伺っていた人影が1人、何かを企んだ様子で怪しく微笑んでいた。
「へぇ…女神様の弟子、ね。面白い…」
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