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第11話(1)

それを一緒に聞いていたレオンも何か考えるような顔して俯いていた。 「ですからレオンハルト様も技術者として柔軟に、頭を固くし過ぎるのはよろしくないと思いますね。」 「…そう、だな」 レオンはエルマの言葉に俯きながら返事をする。 「さて、私は魔導士団の仕事がありますので今日は一旦失礼いたします! 猫目様、また後日神聖魔法について研究させていただきますので…それと、新たに開発されましたら是非に私にも使用させてくださいませ♡」 「あーはいはーい」 手を軽く振り、エルマが部屋が出ていくのを見送り、俺とレオンは室内のソファに腰掛ける。 そして、また静まる室内。 さっきからレオンの様子がなんか暗い。どうしたんだろう。 「レオン?どうしたの?」 レオンは俯いていた顔をそっと上げ、俺の方へ向く。 「…海斗、すまなかった。」 「え?!」 な、何が…?何か謝られることなんかあったか?むしろ謝るのは俺の方なんだが……? 「なんでレオンが謝るんだ?あ、謝るのは俺の方じゃ…」 「いや、私は自分の中の善悪でしか物事を見れていなかった。海斗の技術力はこちらに来てすぐであるにも関わらず覚えも早く、自力で魔道具を作り上げるだけの実力も持ち合わせいた。それなのに私は作るものがいやらしい物だからと個人的な理由で否定していた。」 いや、それはそうでしょうね…!? 「いやいや!レオンは間違ってないから!俺がエロい道具ばっかり作ってたらそれは他の奴でも怒るって」 「でも私は貴方の可能性を見抜けず、それどころか抑え込もうとしていた。エルマに言われて気づいかされるなんて…全く情けない」 「ちょ、ちょっと!そんなに落ち込まないでよ!らしくないじゃん!確かに、誰かに俺のこと認めて貰えたのは嬉しいけど!それでもまだ狭い範囲内なわけで!魔法で色んな人を助けて周ってる受川と比べたら俺なんて…」 あ、言ってて自分で落ち込んできちゃったな…。 「海斗…」 レオンが落ち込んだ俺の頬を撫でてくれる。 慰めるつもりだったのに、慰められちゃってるじゃん。 「海斗、今後は貴方の魔導具の研究は制限しないことにする。」 「え?ほんと…?」 「ああ、世の中どんなことが役に立つかわからない。海斗が異世界から来たのならなおさらだ。 だから海斗が作ったものがどんな役に立つかは私が見極めよう。」 「え、エロい物でも…?」 「ああ、身体に使う物だとしたらもしかしたらマッサージ機のように他に使い道があるかもしれないからな」 な、なんという展開…!!!ていうかレオン俺に激甘じゃない? 「余りにも卑猥な物は却下するかもしれないが」 「ゔ」 あ、そんなことはなかった。いつものレオンだ。 調子が戻ってきて嬉しい。やっぱ少しツンとしてる方がレオンらしい。 「あはは、レオン元気出てきてよかった」 「……海斗はまだ少し疲れているように見える」 え?そうかな。なんて思っていると、レオンの手が俺の顎を掬い見つめてくる。

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