47 / 153
第七章・6
「秀実、君って子は」
「フェラもできます。だから、僕を使ってください」
(ますます、使いたくなくなったな……)
しかも、凌辱ものだなんて!
まぁ、それは後ほど真田と話し合おう。
今は、ただ……。
「秀実、私はこんなに勃っちゃったんだけど、どうしようか?」
そんな士郎に、秀実はバスタブから上がると、タイルに断熱シートを敷いた。
そしてその上に、そっと横たわった。
「来て……」
「最高の返事だよ」
湯で柔らかくほぐれた秀実の蕾に、士郎は挿入っていった。
秀実自身の愛液の助けもあり、思いのほかスムーズだ。
「秀実、好きだよ。本当にもう、愛しちゃったよ」
「僕も、士郎さんのこと大好きです」
士郎が、動き始めた。
勢いよく挿れ、じっくりと抜く。
次第に、リズミカルに。
まるで、踊るように。
「あ、はぁ、あ! んっ、んッ、んぅう、あぁ!」
「秀実……」
暑いバスルームが、もっともっと熱くなる。
二人の身体も、心の中も、熱く熱く駆け上って行った。
ともだちにシェアしよう!