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第十六章・6

「っく、はぁ、あ。士郎、さん……ッ」 「痛くないな。大丈夫だな?」  そっと、士郎は動き始めた。  細かく、速く。  軽く、優しく。 「んっ、んッ。あ、はぁ、はぁ、あぁ、あ!」  ダメ。  気持ち、悦い。  先ほど達しているので、士郎は余裕で秀実をいじめ始めた。 「秀実、今夜は何回イくかなぁ?」 「ぅんッ、ヤ、だ……!」  今すでに、イきかけているのだ。  とろとろと、秀実のペニスからは体液がこぼれだしている。 「我慢してるのか? 素直になっていいぞ?」 「うう、ッう。はぁ、あ。んぁああ!」  士郎の思うがままに、秀実は射精してしまった。 「やっぱり秀実は、素直だなぁ」 「ぅう。も、ヤだ……ッ」  それでもまだ、身体の奥から甘い痺れがやってくるのだ。

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