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第十六章・7

 士郎は秀実の奥まで腰を進め、ゆっくりと螺旋を描いて動き始めた。 「あ、士郎さん! それは、ダメ……ぇえ!」 「気持ち悦いか? 素直に吐いて、おねだりしてごらん」 「くぅ……」 「強情を張る気か?」  どこまで持つかな、と士郎はねっとりと腰を使う。  絶え間なく精をこぼし、秀実は悲鳴を上げた。 「あぁあ! 気持ち、いいですぅ! お願い、士郎さん!」 「欲しいか? 何が欲しい」 「うっ、く。士郎、さん。士郎さんが、欲しいぃ!」  いいだろう、と士郎は大きく激しく腰を叩きつけた。  秀実の身体の震えが士郎に伝わり、心地よい刺激になってくる。  腸壁が蠕動し、甘くキツく士郎を締め付ける。 「秀実、いくぞ」 「っん。ふ、ぅうんんッ!」  士郎の精が、秀実の体内を震わせた。  奥の奥まで、塗り込められてゆく。 「あ、あぁあ! 士郎さん! 士郎さんん!」  引き攣りもがく秀実の身体を、士郎はしっかりと抱いた。  快感を逸らすことができず、秀実は何度も何度も絶頂に達した。 「あ、いや! ま、また、来る……ッ! はぁ、ああ!」  士郎が去るまで、激しい悦楽を与えられた。

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