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別格のアルファに献身的に愛でられたオメガの唇。 「ぷ……は……」 時間をかけて丹念に甘やかに施された口づけがようやく終わる。 いつの間にベッドに仰向けにされていた柚木は、今にも熟しそうなほどに潤った奥二重まなこで真上にいる比良を見た。 「……あ……」 彼が着用しているTシャツを無意識に力任せに掴んでいたことに気づき、ぱっと離したら「そのままでもいいのに」とトーンを落とした声色で言われた。 「柚木に求められてるみたいで興奮した」 仕舞い込んでいたはずの欲望を滴らせて濡れ光る黒曜石の瞳。 キュッと(くび)られるような危うい感覚に喉元を蝕まれて柚木の心臓は戦慄く。 (今の比良くんは、比良くん、だよな……?) キスの余韻に唇をヒクつかせ、どこか<マストくん>の片鱗をちらつかせる<比良くん>の雄めく色気に中てられていたら、さらに身も心も打ち負かされるような台詞をお見舞いされた。 「ホテルでしたこと。今から復習しようか」 すでに昂揚を始めているオメガの体に過度に寄り添い、比良は、果実さながらに潤む奥二重まなこに至近距離から見惚れた。 「おさらいしよう、柚木」 (な……なんか……エッチが過ぎるのですが、この比良くん) 「それとも、もう忘れたか?」 「え……えーと……」 「ベッドでキスした後、俺達は何をした……?」 割と覚えているが、回答するのを恥ずかしがっている柚木に比良の愛情メーターは振り切れそうになる。 「あ」 五分袖シャツの内側に片手を這わせた。 ほんのり熱もつ肌を撫でる。 脇腹から胸元にかけて掌を移動させ、焦らない手つきで着衣を乱していった。 「ん……っ」 柚木は喉奥に嬌声を滲ませた。 頬や耳元に啄むような軽いキスをされながら胸の突端を、ぷに、ぷに、抓られる。 端整な指による細やかな悪戯に二つの小さな突起がジンジンしてきた。 指腹同士にやんわり挟み込まれ、絶妙な力加減で摩擦されると「や、っ」と堪らず声が出た。 普段は意識なんかしていないのに。 彼に触れられると、すんなり性感帯と化してしまう。 「ぁ、ぁ……っ……んっ……ンぅ……っ」 卓上ライトの明かりに照らされる中、淡く色づく突起に比良の唇が到着すると自然と吐息が零れ落ちた。 「ぁっ」 不意に甘噛みされるとお腹の底が無性に疼いた。 「ふゃ……っ」 甘噛みされたばかりの突起を労わるような甲斐甲斐しい舌遣いで慰められると全身がたちまち熱せられた……。

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