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シャツははだけ、ジーンズのフロントを寛げてベッドに座る眞栖人は膝上に柚木を抱っこしていた。 「ふわふわ飛んでたろ、お前」 細腰に回された両腕。 かつてない興奮に脈打つペニスはオメガの蜜穴に深々と捻じ込まれていた。 「さ……さっきまで、比良くんで、いつの間に……」 「俺は声かけたぞ」 すぐ目の前に迫る、いつにもまして冴え冴えと煌めく黒曜石の瞳に柚木の唇はヒクリと震える。 「こ、こんなすぐに……交代されても……」 (こんなに顔が近いの、初めてでは) 近過ぎて、どこ見ればいいのか、わかんなくなる……。 「悪いな、俺も<待て>できなかった」 柚木は小さな悲鳴を上げた。 血管の浮き出た両手でお尻をぐっと掴まれ、リズミカルに揺さぶられ、慌てて彼の肩を掴んだ。 (眞栖人くんの、すごく、めちゃくちゃ熱い) 蜜穴内で熱源が盛んにピストンする。 ナカを往復する度に入り口から奥にかけて満遍なく刺激された。 「や……!」 全体的にジンジンと疼く蜜壺を勇ましげな括れに規則的に引っ掻かれ、柚木は、力任せに眞栖人の肌に爪を立てた。 「ふ、ふ、深ぃぃ……っ」 「お前のナカ、相当やばいな、柚木……」 下肢だけじゃなく、自分の動きに忠実に揺らめく柚木と惜しみなく視線も交わらせて、眞栖人は切なげに笑う。 「こっちまで意識が飛びそうになる」 蜜穴奥にまで至ったペニスで窄まりを小突いた。 いきり立つ頂きを押しつけては擦り上げた。 「あんっ」 「……俺も怖くなってきた」 「あっ……あっ……んっ……そこ、変、だめ……」 「よすぎて、どうにかなりそうで、怖い」 奥ばかり連続して突き上げられて柚木は背中を弓なりに反らした。 何度目かもわからない絶頂に肢体を痙攣させ、眞栖人の肩にさらに爪を食い込ませる。 シャツ越しに植えつけられる些細な痛み。 オメガに我が身を捧げ尽くしたい別格のアルファは肌身に残されていく痕に心から愉悦した。 「噛みついてもいいぞ、柚木」 薄暗い天井を仰いでいた柚木は、とろんとした目で眞栖人を見た。 「指、噛んだみたいに。好きなところを噛んでいい」 ナカで熱く息づく彼のペニスに胎底を絶え間なくときめかせながらも、へっぽこオメガはきょとんとする。 「眞栖人くん、マゾですか……」 「お前にだけ許可してやるんだよ、噛み放題、有難く思え」 「……おれ、好きで噛んでるわけじゃなぃぃ……」 奥まで目一杯拡げられて静止できずにモゾモゾしていたら、腰を掴まれ、ぐるりと回し動かされた。 際どい摩擦感に我慢できずに、また、ついつい、柚木は眞栖人に爪を振るってしまう。 「柚木に痕つけられたいんだよ」

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