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【双子くんと柚木】
「変態ぃ……比良くんも眞栖人くんも、どっちも変態だ……」
別格のアルファ双子を変態呼ばわりし、涙目で睨むは、チェック柄のネルシャツのみ身に着けた柚木だ。
しかし、ネルシャツは左右に大胆にはだけられて、露になった胸の突起は……比良と眞栖人から同時にキスされていた。
「柚木、どっちが気持ちいい……?」
「断然、コッチだよな」
比良の部屋、ダブルベッドの上だった。
中央で仰向けになった柚木に添い寝するように両脇に寄り添った比良と眞栖人。
ほんのり色づくオメガの乳首は、アルファ二人にたっぷり口づけられて隈なく濡れそぼっていた。
「ぁっ」
比良に右の突起をやんわり甘噛みされ、頻りに啄まれて、柚木はビクリと仰け反った。
「ゃっ」
眞栖人に左の突起を舐め上げられ、細めた舌先でしごかれて、堪らなさそうにお腹を波打たせた。
「んーーーー……っっっ」
二人同時にしゃぶりつかれると、きつく目を閉じ、甘い陶酔感に脳天を射貫かれた。
「っ、っ……やだ……二人一緒に、そんなしないで……変になる……」
自分達の間で華奢な体を火照らせ、耳たぶの隅々まで紅潮した、奥二重まなこを潤ませた柚木に比良と眞栖人は揃って見惚れた。
「柚木のココ、もう、ビショビショだ……」
か弱げな乳首に未練ありげに唇を添わせたまま、比良は蜜穴に触れ、愛液滴る入り口を中指の先で物欲しげになぞる。
「コッチも濡れやすくなってきたな」
慎ましげな反応を示していた純潔ペニスを大きな掌でそっと包み込み、眞栖人は、上下に緩やかに愛撫した。
「だからぁっ……二人同時に色々すんなぁ……」
「悪いな。お前には色々としたくなるんだよ、柚木」
半裸の眞栖人に顔を覗き込まれて柚木は口をへの字に曲げる。
間近に見つめられ、否応なしに察したオメガは、昂揚感に胸を軋ませながら彼からのキスを唇に受け止めた。
間もなくして眞栖人が顔を離せば、涼しげでシンプルな部屋着姿の比良にすぐさま口づけられる。
交互に何回も二人は柚木の唇を堪能した。
まるでヒナへの餌付けを競う親鳥さながらに。
「ぃっ……息できなぃ……っ」
「いざとなったら俺が蘇生してあげるから安心していい、柚木」
「窒息するの前提かよ、相変わらず物騒なお考えだな、柊一朗」
「もぉ……帰る……」
「今日は俺の誕生日を祝ってくれるんだろう?」
「……」
「俺の誕生日でもあるけどな」
そう。本日、五月四日は双子の誕生日だった。
「だっ、だめだめっ、ちょっ、もぉ……っ……!」
柚木は痛々しげに背中を反らした。
「二人とも、ばかたれぇ……こんなん……むりだってばぁ……!」
オメガの蜜穴には比良のペニスが深々と捻じ込まれていた。
「大丈夫、柚木……俺に体を預ければいい……」
「うひぃ……むりむりむりむり……」
比良はベッドに腰かけ、柚木はそのお膝に背中からお座りしていた。
いわゆる背面座位という体位で、真下から突き入れられて、時に後ろから揺さぶられ、それだけでもいっぱいいっぱいだというのに。
「お前、さっきよりどこもかしこも硬くなってるな」
柚木の真正面には眞栖人がいた。
床に膝を突いた彼は、双子の片割れに貫かれているオメガに身を寄せ、汗ばむ肌にキスをちりばめ、純潔ペニスを緩々と撫でていた。
「乳首もペニスも硬い」
「いっ……いちいち言うなぁ……!」
蜜壺内で質量が増していくアルファのペニスに胎底を疼かせつつ、柚木は、目の前の眞栖人を涙ながらに睨んだ。
ニンマリと笑った眞栖人は「乳首なんかコリコリしてる」と、ご丁寧に報告し、ぷっくりと膨れ勃つ突起を一頻り吸った。
「や……!!」
甘い声を放った柚木に脳天をグラグラさせつつ、ねっとり艶めく突起を交互に食んで、密やかに濡れていくオメガのペニスを掌で擦り立てた。
熱せられた肌身の奥がジンジンして柚木は声を詰まらせる。
眞栖人にキスされて、唇を抉じ開けられると、上擦るため息が次から次に溢れた。
(だめだ、何も考えられなくなる……)
比良の昂ぶりに蜜穴の最奥まで押し開かれ、眞栖人に絶え間なくご奉仕されて、速やかに深い絶頂へと追い立てられていく。
「柚木、いいよ、いってごらん……?」
比良に耳たぶ寸前で囁かれ、律動の激しさが増して、柚木はぼろりと涙した。
「う、うそ……っ……眞栖人く……っ」
不意に頭を低くした眞栖人にペニスを躊躇なく咥え込まれると、我慢の限界、熱もつ口内にオメガの雫を吐き出した。
子宮口をノックする比良のペニスに促されてオーガズムの坩堝に落っこちた……。
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