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「あっ……あんっ……んっ……あんっ……」 今度はベッドの上で後ろから過剰に愛され、腹這いになった柚木は嬌声を止められずにいた。 一度目に注ぎ込まれたアルファの濃厚な雫が絡み、蜜穴内を滑らかに行き来するようになった昂ぶり。 子宮口に頂きが押しつけられ、ゆっくりと振動を送り込まれて、悶絶する蜜壺。 「す……すごぃ、深ぃ……っ」 「ん……柚木の奥、強請るみたいに俺を締めつけてくる……」 打ち震える尻丘に両手を添え、巧みに腰を突き動かす比良は最愛なるオメガの居心地に感嘆した。 双子の兄に連続して柚木を奪われ、不服顔だった眞栖人はというと。 「ここからの眺め、悪くないな」 柚木の真下にいた。 比良に立て続けに求められて身悶える華奢な体の下で寝そべり、成す術もなく乱れる姿を眺めていた。 「あ……!」 悶々とうねるナカを掻き回され、我が身を支えきれずに倒れ込んできた柚木を喜んで受け止める。 受け止められた柚木は、ボクサーパンツ越しに彼のペニスに殊の外擦れて、奥二重まなこを見開かせた。 「ま、眞栖人くん……」 比良の律動はやまず、否応なしによからぬ摩擦は強まり、柚木は目を白黒させる。 「俺に擦りつけてきやがって、ヤラシイ奴」 すでに窮屈そうに盛り上がっていたフロントにオメガのペニスが押しつけられ、頻りに擦れ合って、狂的に増していく感度。 「あ……うそ……」 眞栖人は素早く屹立しきったペニスを取り出した。 ダイレクトな擦り合いっこに柚木はイヤイヤと悶絶する。 「や……ゃぁ……おれぇ……」 逞しい熱塊と際どい刺激を共有し、へっぽこオメガの下肢は甘い戦慄にたちまち支配された。 「ま、また……いっひゃ……」 「いけよ、柚木」 「柚木、俺といって……?」 別格のアルファ双子に揃って絶頂おねだりされ、過激に愛されて、柚木の頭は真っ白になった……。 「お前が無茶するからだ」 「お前に言われたくない」 「このドスケベめ」 「お前に言われたくない」 相変わらず些細なことですぐ言い争いを始める比良と眞栖人に、ほんの束の間、意識が遠退いていた柚木はぎこちなく目を開けた。 「ケンカすんなぁ……」 ベッドに並んで浅く腰かけていた二人は揃って肩越しに柚木を見た。 「柚木、大丈夫か、眞栖人が無理をさせてすまない」 「その台詞、そっくりそのままお前に返すぞ、柊一朗」 頭を撫でられ、頬をくすぐられて、タオルケットに包まった柚木はまた目を閉じた。 「もうプレゼントやんない」 別格のアルファ双子は揃ってショックに打ちひしがれた。 次にへっぽこオメガが目を覚ませば両隣で比良と眞栖人も眠っていた。 恐ろしく整った寝顔を交互に見、間に挟まれた柚木は、二人の黒髪をそっと撫でた。 (ゴールデンウィークってこんなにハードだったっけ?) 愛情過多も否めない比良と眞栖人に求められっぱなし。 真の休息を欲する愛されオメガ、腹いせに二人の前髪をちょっとだけツンツン引っ張ってやるのだった。

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