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Chapter 6―2
(R-18)
自宅のベッドでセックスに及んだのは始めてだった。しかも、相手は男で、全く膨らみのない胸に嬉々として貪りたいついているのだから、おかしなものだ。
淡い色だった胸の突起は武智に散々弄られ、ふっくらと真っ赤に腫れ上がっていた。
「ぅ、ぁあ、ひぅっ、」
まるで果実のようなそれに歯を立てると、ヒカルが怯えるような声で啼く。声に煽られて、武智の下半身がズンッと重くなった。
ヒカルの中に入りたくて堪らない。
そこがどれだけ狭く、熱く、気持ちいいのかを、武智の体は覚えてしまっている。
「ヒカルさん、おしえて、」
武智は欲望にまみれた声で懇願しながら、ヒカルの中を探る指を回すように動かした。
途端に、組み敷いた白い体がびくんっと跳ねる。
「ふぁっ、そこっ、んぁ、あ、ぁあ、」
ワントーン上がった声に誘われ顔を上げると、快感に歪んだ顔のヒカルと目が合った。
ドロリと溶けた瞳。
半開きの赤い唇。
立ち上がった欲望から落ちる雫。
―――グチャグチャにしてやりたい。
ドロドロに溶かして、声が嗄れるほど啼かせて、感じる事しか分からなくしてやりたい。
武智の雄を突き立てて、白い体を揺さぶり、気を失うまで貪りたい。
凶暴な欲望が沸き上がる。
セックスの時にこんな事を思ったのは始めてだ。
「ぁあ、もっと、いっぱいっ、」
足を広げたあられもない姿でヒカルが乞う。ゆらゆら揺れる腰の卑猥な動きに、武智は全身が煮えるほど熱くなった。
「はっ―――、」
まだ入れてもいないのに、危うく喘ぎそうになる。
―――とんでもない人だな。
ヒカルの中の最も感じる場所を指で擦りながら、武智はギリッと奥歯を噛み締めた。
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