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Chapter 6―3
(R-18)
ヌチャヌチャ―――と、ヒカルの孔に武智の雄が出入りする度に水音が響く。
「もっ、ぃあ、あ、あ―――」
イヤイヤと幼い仕草で首を振るヒカルに構わず、細い両足を抱え上げながら、武智は激しく腰を動かした。
「ひぃ、んんっ―――!」
ヒカルが悲鳴を上げながら、3度目の絶頂を迎える。また中でイッたらしく射精はしていない。
ギュウッと搾り取るようなヒカルの動きに耐えきれず、武智も奥に熱い体液を吐き出した。
目も眩む感覚に、体がブルブルと震える。
「ぁっ―――はぁ、ん、」
武智が己の雄を引き抜くために動くと、それも刺激となったらしくヒカルが甘い声を上げる。再び突き入れたくなるのを我慢して、力の抜けきったヒカルの足を降ろした。
「ヒカルさん、平気ですか?」
グッタリと横たわるヒカルに声をかけるが、応答はない。武智が顔を覗き込むと、ギロッと色っぽい表情のヒカルに睨み付けられた。
「村上さん、ひどい。」
「嫌、でしたか?」
「まるで野獣。普通、噛み付く?」
言われて見れば、ヒカルの白い肩には真っ赤な歯形が浮かんでいた。当然、武智が噛み付いた跡だ。放っておけば、紫色に腫れてしまうだろう。
社長に見られでもしたら困るだろうに、ヒカルに本気で非難するような空気はない。
「そうですね。確かに少しおかしいかもしれません。でも、きっと、ヒカルさんのせいです。」
武智の言葉に、ヒカルが目を瞬かせる。
これは賭けだ。
引かれるか、受け入れられるか。受け入れられなければ、今日で関係は絶たれるだろう。
絶たれた方が良いのかもしれない。
「好きなんです。ヒカルさんが。」
武智は恋に酔った哀れな者を装いながら、ヒカルにそっと唇を寄せた。
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