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※第108話

「ミカがなんでと聞くから答えたというのに」  ミカエルの手を外してアリソンはニヤリと笑う。 「だってなんかオヤジ臭いぞ」 「オヤ……」  アリソンはショックで固まってしまったようだ。だが直ぐにアリソンの目に生気が戻る。 「ひゃあぁ!」  敏感になってしまっている乳首を思いっきり吸引され、痛みと快感とでミカエルは嬌声を上げた。仕返しとばかりに、また乳首攻めが始まってしまい、ミカエルは盛大に鳴いた。 「やぁ……いた……やめ……あぁ」 「あぁ……真っ赤に腫れて、取れてしまいそうだな。でも気持ち良さそうだな。ここからはたくさんの先走りが溢れてる」 「あぁあ! 両方やめっ」  痛いほどに硬く勃ち上がった陽根。鈴口に親指を捩じ込まれて痛いのに、気持ちいい。  アリソンの愛撫は、ミカエルの感度が高まる場所をしっかりと把握しており、そこを性感帯へと更に育てていく。今や全身どこを触られてもゾクゾクと震えが走り、気持ち良くて仕方がない。  次にアリソンの唇は、ミカエルの薄いアンダーヘアを柔らかく()む。それだけでミカエルの芯はふるりと震えた。 「ここが期待して震えているな」 「あ……アリソン……お願い……」  早く触って欲しくてミカエルは腰を浮かして、自身の欲棒をアリソンの頬に押し付けた。  魔界の王に対してとんでもない事をしているのだろうが、今のミカエルにはその恥じらいさえ頭にない。ただ愛するアリソンに触れて欲しい。アリソンに触れられると、幸福と快感が同時に得られるからだ。  アリソンはそんなミカエルの痴態に、更に欲情を膨らませていた。アリソンの目が雄弁に語っている。早く己のモノでミカエルを善がらせてやりたいと。ミカエルはアリソンの青い目を見つめ、期待に喉を鳴らした。  アリソンの唇が亀頭の先に触れる。唇だけで先端を吸引し、ミカエルから溢れる蜜を美味そうに啜り上げる。 「あぁ……ぁ」  もどかしいけど気持ち良くて、でも更に気持ち良くなりたくて、無意識にミカエルは腰を揺らしていた。ミカエルの要望に応えるようにアリソンはついに全てを咥内へと含んだ。 「あ……ん……ぁあ!」  舌の動きから吸引、喉奥で締め付けつけてくるアリソンの口淫は凄すぎて、直ぐに高みへと昇っていく。 「ん……出る……ぁ」  勢いよく放たれた白濁液は、アリソンの喉奥へと射つ。もちろんアリソンはそれを一滴も余すことなく飲み下した。それが自身へのご褒美だと言いたげに。 「ミカ……次は俯せになって」  ミカエルの身体を軽く片腕で持ち上げると、アリソンはそっと俯せの体勢を取らせた。尻を高く上げる格好にさせられると、アリソンは尻臀を左右に大きく開いた。

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