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※第109話

「ア……アリソン」  散々痴態を晒していたのに、やはり秘部を間近で見られるのは羞恥を覚える。もじもじとしてしまっているが、それが尻を僅かに振っている動きとなって、アリソンには余計たまらない仕草となっていた。  肉厚の舌でべロリと蕾を舐められ、ミカエルの身体は大きく震える。襞を丁寧に舐められ、蕾が弛緩していくのが分かる。それはミカエル自身が気持ちよくて力が抜けてしまっていたからだ。 「あぁっ」  ぬるりと舌先が挿入され、ミカエルは思わず後孔に力を入れてしまい、アリソンの舌を締め付けてしまう。宥めるようにアリソンの指は、ミカエルの性器へと伸ばされる。直ぐにミカエルの身体は力が抜け、自由になったアリソンの舌は豪快に動き出した。 「ぁ……ん……そこ……いい」  舌と指で広げられ、中に入った指はミカエルのいい所を擦り上げてくる。気持ち良すぎて、枕に顔を埋めて声を上げた。 「だいぶ柔らかくなってきた……」  アリソンの声にミカエルは咄嗟に顔を向ける。そこには額に汗の玉を浮かせて、雄の顔をしたアリソンがいた。噎せ返るほどの色香はミカエルの動悸を速めていく。 「来て……アリソン、早く」  ミカエルは、腹につくほどに反っているアリソンの立派な男根の先端に、後孔を押し付けた。 「ミカ……それ以上煽るな……優しくしたいのに」  ゆっくりと先端が蕾の襞を目一杯に広げて入ってくる。 「優しくなんてしなくていい。アリソンでいっぱいにして欲しっ……っ!」  待ちに待ったモノが、一気に直腸の奥まで届く。ギチギチでかなりの窮屈さで苦しいが、ミカエルの中は早くアリソンと馴染めるようにと熱くなってきた。 「っ……ミカ……」 「あつ……い……アリソン……」  初めてアリソンと繋がった時も同じ現象が起きた。あの時も結合部が急に熱を持ち、アリソンのペニスをスムーズに飲み込んでいった。  天使の身体は痛みが加わると、緩和しようと細胞が働く。きっとそれに近いことが起きているのかもしれない。  中の蠕動運動がアリソンの性器を刺激し、たまらずと言ったふうにアリソンが吐息がもらす。 「動くぞ」 「うん」  アリソンは一旦腰を引いてから、再び中を突く。スムーズに動くようになれば、もうアリソンの動きに遠慮はなくなった。 「は……ぁ……あぁ……あ」  絶えずミカエルの口から声が上がる。我慢しようとするのに、そうはさせまいとアリソンの動きには、恐ろしい程の緩急がつけられる。 「あぁ……アリソ……あっ」 「もっと声を聞かせろ……ミカ」  カリで前立腺を執拗に擦られ、あまりの気持ち良さに意識が何度も飛びそうになった。

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