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第2話

 ホテルの一室に連れ込むと、性急にベッドに押し倒し、彼に馬乗になる。 「あ、あの、せめて自己紹介だけでもしませんか? 貴方を何とか呼べば良いか……」  困惑した様子で声を出す美青年。少し怯えさせてしまっている気もした。  こんな若くて可愛いタチを引っ掛けられる事などそうそう無いので興奮し過ぎてしまっている様だ。落ち着け俺。 「田中だ。君は?」 「田中さん。僕は橋田です」 「橋田くんだな。よし! ヤろう!」 「シャワーは大丈夫ですか!?」 「準備万端だ」  ヤる気満々で来たのだ。シャワーも浣腸も穴の拡張も完璧に済ませて来た。  と、言うか自慰で済まそうとしたが、済まなかったのである。   それで仕方なくこんな時間にダメ元で男漁りに出て来てしまった。 「えっと、田中さんはいつもこんな事をされてるんですか?」   橋田くんのズボンを下ろしているとそんな事を聞かれた。 「野暮な事を聞くな」  そう注意する。  別にいつもしている訳ではない。そんな気分な時だけだ。 「すみません」  橋田くんは申し訳無さそうに謝る。 「今日は気分が昂ぶっていて、止まらなくてな……」 「そうなんですね」 「ああ、君こそいつもこんな事をしているのか?」  自分で野暮だと言っておきながら、ついつい聞いてしまう。若くて可愛い橋田くんである。態々行きずり等しなくても良い人は居そうであるが、浮気だろうか。   特定の人を決めないタイプなのか。 「いえ、声を掛けたのは初めてですね」 「そうか、それは光栄だな」  照れた様に言う橋田くんに頷く。  嘘か本当か解らないが、行きずりなのだ嘘でも本当でも構わない。  どうでも良い事である。 「うわっ!」  ズボンを下ろし、パンツをずらすと思いの外、と言うか規格外にデカイ一物が出て来てビックリしてしまった。   可愛い顔してとんでもない化け物を飼っている。 「すみません大き過ぎますよね」  恥しそうに頬を染める橋田くん。 「素敵だよ」  惚れ惚れとする。こんな大きいの初めてかも知れない。   チュっと先っちよに口付けし、舌先で舐めてから喉の奥まで呑み込む。 「うぐっ……」  全部は入らないな。 「うあっ、田中さん。フェラ、無理しないで下さい」  橋田くんは此方を心配している様子だ。気にせず感じ入って欲しいのだが……  それにしても大きい。  しかも、まだ大きくなりそうだ。  凄い逸材と出会ってしまった様だ。今日はツイてる。  期待とドキドキで胸が一杯だが、久しぶりのアナルだ。入るか少し心配になってきた。  元々使い込まれたアナルであるし、えげつない玩具で遊びまくっているから問題は無いと思うが、それでも一応と、フェラをしつつ、もう少し自分で拡張しておこうかとズボンに手を入れようとした。 「僕にも見せて下さい」  そう言って、ズボンを下げられ、尻を出された。 「わあ、えっろ」  下着はOバックの物を履いていたので尻が丸見えだろう。  急に羞恥心を覚える。  引かれただろうか。 「凄いプリケツ。女の子みたいで可愛いですね」  俺のお尻を撫でる橋田くん。  俺も女性と付き合った事も有ったが、こんなもんを履いている女は居なかったが……  橋田くんは女の子と付き合っているのだろうか。  男と遊ぶなら浮気にはならないと考えて俺とこんな事をしているのだろうか?  別に何でも良いのだが…… 「女の子みたいと言った事、嫌でしたか? ごめんなさい。女の子より可愛いですよ…… これも駄目かな。ごめんなさい兎に角可愛い事を伝えたいです。可愛いお尻ですね!」 「あ、ああ。有難う?」  フェラをしていたから返事はしなかったが、不機嫌になったと思われただろうか。    一旦、口を離してお礼を言う。 「フェラはもう良いので、お尻を見せて下さい」 「別に見て楽しい物でもないのだが……」  普段女性を相手しているなら、尻の穴等見せられて萎えられやしないかと、少し不安だ。ここで萎えられると困る。 「見せて下さい」  そう駄目押しされて、姿勢を変える。 「これは?」 「アナルプラグだ。引き抜いてくれ」 「こんなものをずっと入れていたんですか?」 「ああ…」  だって気持ちいいんだ。 「全く、本当にド変態ですね」 「直ぐに入れて欲しくて……」  久しぶりに付けたまま外に出たから少し臆病になり、若干小さいサイズにしてしまった。もっと大きい方が良かったかも知れない。 「じゃあ引き抜きますよ?」 「ンンン……」  優しくゆっくり抜いてくれる橋田くん。その動きに感じてしまい、声を押さえた。 「声、出して下さいよ」 「ンっ…良い声じゃないんだ。ファッ……」 「良い声ですよ」 「アアン……」  アナルプラグが抜け、別な物が入ってくる。  橋田くんの指だろう。結構、男らしい指だ。 「凄いひくついてる。ヤラシイ」 「早く君を欲しがっているぞ」 「本当にヤラシイ人ですね!」 「うん。早く……」  俺はヤラシイくてド変態なので早く橋田くんの大きくて硬い物で突かれたい。 「どうなっても知りませんからね!」 「ウッ……ウグッ……」  橋田くんの指が抜けたと思うと、全然違う硬くて大きい熱いモノが腹に入ってくる。 「ごめんなさい苦しいですよね」 「アッ、凄い! もっと奥まで突いてくれ」 「っ……本当にもう!」 「ヤァァ凄い!! 届いちゃう!」 「結腸ですか?」 「アアア!! 結腸キモチイイ!!」 「俺も気持ちいいですよ」  頭が真っ白になるほど激しく突いてくれる橋田くん。奥が気持ちよくて、結腸なんて責められたの何年ぶりだろう。  ただただ気持ちよくて沢山敢えいで。  気づいたら朝で。  隣には可愛いイケメン美人が寝ていた。 「ふああ!!!」  今、何時!!!??  

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