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第11話 秘書の受難

 ベッドで耳を塞いでいても聞こえてくる音。好きにしろとは言ったが、本当に人の部屋で部屋主が不在だと言うのにセックスをおっ始めるものなのだろうか。  もはや訳が解らなかった。  それにしたって音が近すぎる。  態々、人の部屋の前まで来て宣言しながらセックスしだすなんて、頭がおかしくなりそうだ。  幸久はピンクの可愛いアナルプラグなる物を付けているらしい。それが何だか知らないが、響きからして如何わしい破廉恥な物なのだろう。そんな何か知らないが破廉恥な物を幸久が身に付けているなんて、エッチだ! 正直に言おう見てみたい。  荒い幸久の息遣い、漏れる声……  気づけばそれを求めてドア口まで来てしまっていた。  幸久が橋田とセックスしている音が聞こえる。  セフレとセックスするなんて危険だから止めろと注意しなければ。今、幸久は橋田に襲われている! 助けなきゃ!!  そう頭では色々考えるのに、男のデカチンに喘がされる幸久を想像すると興奮してしまう。あの幸久が出演していたゲイビを思い出す。おかずにして何度も見返した。モブに襲われる幸久が性癖になってしまったのかもしれない。  可愛い声で喘ぐ幸久が可愛い。  あぁ幸久、幸久……  気づけば自分で前を寛げ、陰茎を取り出し激しく扱いていた。  ああ、俺はなんて浅ましい男なのだろう。  本能と理性がせめぎ合う。  そんな中であった 「すごく可愛いですよ幸久さん。こんな幸久さんを貴史さんにも見て貰いましょうね」  そう橋田が言ったのが聞こえた。  一瞬で固まる。  どう言う事だ?  ちゃんと鍵は締めた。  それなのに、ドアが開く。  恐らくドアに手をついていたのであろう幸久が驚いた顔で倒れ込んできた。   咄嗟に支え、助けるが、意味が解らない。  何がどうなったんだ。  俺の頭は真っ白だ。 「貴史……」 「幸久…さん……」  目が合う。幸久はあられもない姿で、お尻の穴にはガッツリ橋田の物が入ってるのが見えた、目眩を覚えそうである。  幸久の視線が下がる。  そう言えば自慰に耽っていたのだった。そのままの体勢で幸久を支えてしまった。  幸久の目の前に自分の粗末な物が……  うわあああーー!! 「貴史、これ、俺で?」 「ち、違います、アッ、幸久さんやめっ!!」  頭が真っ白で何も解らないか。幸久は俺の物を見つめ、愛しそうに手を伸ばした。 「貴史の、可愛い」 「ま、待って、駄目です、駄目、ンン」  うっとりした様子で俺の陰茎に手を添えると舌を這わせてから口にふくみ、喉の奥まで一気に飲み込んでしまう幸久。  あまりの光景に目の前がチカチカしてしまう。 「アッ、駄目です。駄目……」  何だか解らないが、涙がこみ上げてくる。 「ンン、フッ、フム」 「でちゃ……アッ、離して下さい、でちゃう〜」 「フッ…」  自分はこんなに早漏であっただろうか。  ゴクンと、幸久の喉が鳴るのが見えた。 「の、のん、のん!!??」  飲んだですか!!??  声にならない。 「あれ? もしかして幸久さんと貴史さんセックスもまだですか?」  間抜けな声が聞こえ、橋田を睨む。そうだ、コイツが居たんだった。コイツは正に今、俺の目の前で幸久を犯してるのだった。 「あっ、貴史、ごめん。ごめんなさい…… うわぁぁどうしよう!! アッアッ、ちよっ、橋田くん、止めてくれ! アンアン!」  ハッとした様子の幸久は、後ろを見て橋田に止まる様に言うが、より強く腰を打ち付ける橋田に、アンアン喘がされてしまっている。  激しさに体を支えられず、俺に抱きつきながら橋田に犯される幸久を見て、興奮してしまう俺。  バンバンと尻にぶつかる音と、くにゃくちゃと響く水音がイヤラシイ。  幸久、気持ち良さそう…… 「ヤッ、ヤァ、貴史、見ないでぇ〜見ないで〜〜 駄目、駄目、アアアァァァ!!」  幸久は、高い声を上げて果てる。  生で見るのははじめてだ。凄い。すごい幸久。可愛い。エッチ。幸久可愛い。  力が抜けて倒れ込む幸久を抱きしめる。 「うあっ、アン……」   幸久から抜ける橋田の陰茎、幸久は敏感になっているのか体を震わせる。 「アッ、橋田くん、駄目、もう……」  橋田のモノはまだ硬さを保つていた。  首を振って駄目だと主張する幸久。  橋田のモノは自分のモノとは比べ物にならない殆ど太くて長い。 「何を言ってるんですか? まだ大丈夫でしょ? 幸久さんのエッチなアナルはまだ欲しがってるじゃないですか。ねぇ貴史さん」 「えっ? えっ?」  急に話を振られても頭が追いつかない。 「貴史さんもまだお元気ですし、幸久さんの中に入れたく無いですか?」  橋田は幸久を軽々と抱えると足をM字に開かせ、アナルを広げ此方に見せてくる。  幸久も急な事で何をされているの良く解らない様子だ。  目が合う。  幸久の真っ赤な顔がセクシーで、体も桜色に色づいている。  乳首もまるで熟れた果樹の様。  よく均等の取れた腹筋に、自分より立派な陰茎、そして、パクパクと息をする様に濡れたアナル。 「アッ……ヤダ、貴史、見ないでくれ」  幸久は見られる事に気付き、嫌だと体をよじって暴れる。 「私は……」  自分の陰茎は平均的なサイズであると思うが二人に比べたら小さいし、幸久を満足させてあげられそうにない。  たから幸久は俺とセックスしたく無いのだろうか。  こんな貧相な陰茎では相手に出来ないのか。 「ほら、見てください。貴史さんも幸久さんの体に興奮しておられますよ?」 「え? 本当に?」  フフッっと微笑む橋田の言葉に此方を見つめる幸久。  確かに興奮し、俺の陰茎は勃起してしまっていた。 「っ……」  恥ずかしくて堪らない。  勃起してもこの大きさだ。 「貴史、俺の体で興奮したのか?」  いつの間にか、よつん這いで此方に近づく貴史。  まるで雌豹の様で綺麗だ。 「これ、また俺にくれる?」  うっとりした様に俺の陰茎に触れる幸久。 「今度は此方に…… 良い?」 「私ので宜しければ……」  小さくて物足りないだろうが…… 「嬉しい……」   微笑む幸久は綺麗だった。 「アッ…貴史、可愛い」  「ン、アッ……幸久、アッ…」  幸久のアナルに俺の陰茎が、まるで夢の様だ。  凄い。何か凄すぎて頭が追いつかない。  兎に角凄い。 「アッ、ヤ…何これ、怖いです。幸久、私、怖い……」  無意識に幸久に抱きついてしまう。  こんなのは知らない。   アナルってこんなに気持ちいいのか、駄々だ。直ぐに達してしまう。  「大丈夫だ貴史、貴史、可愛い。怖くないぞ、俺の中に沢山出せ」 「嫌です、駄目、中になんて…… アッ、出てる出ちゃうてる〜 駄目、また!! アッアッ」  気持ちよくて何も考えられず、頭は真っ白だ。 「貴史!! アッ! 凄い! 俺の中に貴史の沢山出てる〜」 「アアア、腰、激しくしないでください、私、駄目です。ダメ! 止まってくださいー!!」 「すまない貴史、可愛いからアアアっ!」  気付けば二人で果ていた。  傍で見ていた橋田は楽しげだった。

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