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第14話 冬になった:同居人M
いつもそうなんだけど、僕は冬が苦手です。
北海道にいたときからそうなんだけど、体調が悪くなって、起き上がるのもつらい。
あー…、今だから話せるけど、中学校の時は不登校ってヤツをやってたんです。
行きたくないとか勉強がとか、そういうこと以前に、体調が思わしくないときがしょっちゅう。
この歳で更年期か?って、マジで悩んだ時もあったくらい。
最近は寒い日が多くて、朝からストーブを付けて、暖を取っています。そして布団の中で、体の調子をみながら、ちょっと寝返りをうってみたり。
そう、勤めに出ることの苦手さというのは、これなんです。
体は鍛えたこともあるので、そこそこ体格も体力もある方だとは思うんだけど、
それよりも気分がスッキリしないことが多い。天気が悪いとめまいもするし、
「あ、…鼻血も」
ティッシュティッシュ。こんな具合なので、
「ストーブの灯油、入れといたよ~」
「新しい職場が見つかったから、面接行ってくるわ」
「朝五時半起きになるわ。とりあえず仕事行ってくる」
「洗濯物溜まってるなー。カビ生えちゃうぞ(笑)」
「交通費あるのか?ほれ。今月はこれだけだけど。」
管理人さんのアクティブな動きを見てると、ホント、活力の1割でも分けてほしい…かな。
とりあえず、僕はもう少し、布団の中で温まっています。
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