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第15話 同居人、みんなかわいい(管理者)

この小説掲載休止中に、訳あって転職してたりしてた訳ですけど、 そんな場合でも、帰ってこれる家があるのは、ホント、有難いと思っているんです。 そんな訳で、今もまたバイト生活に勤(いそ)しんでいるんですよ。 *  *  * 「いってきまーす」 と、同居人Cくんが出かけて行った。 この家の中では一番背が高く、すらっとしてて、プロテイン飲んで家の中でトレーニングしてるのを見てるので、そこそこ筋肉もついていて、 先日髪の毛を明るい色に染めたのを見て、 「これって何色にしたの?」 「これ?シルバーです(^o^)」 甘いマスクでこのスタイル、オレがスカウトしたのも、この見た目からだったのだが(爆)w。この子が、モデルにもなれるナンバーワン。イチオシです。まじで。 実は、過去も一因ありの、一番の問題児でもある。あぁいや、あった、ですね。 ちょーっと警察にご厄介になったこともあるのだが(オレも迎えに行ったことがあったなあ)、 今はその方向性をビジネスに転換しているところで、これまたオレが手助けして情報を提供して、いろいろ事業を始めているところ。 ついこの前も、不動産物件を書類と一言二言提示したところ、もうビジネスプランを教えてもらった。頭もいいんですよこの子。 *  *  * 「おはようございまーす」 次に起きてきた、Rくん。 背が低くて、目が細め。かわいい顔立ちでショタに見えるのだが、もう三十路を超えている。 同居人の中では、一番年上なのだが。 共同の寝室に寝ているので、寝相を毎日見ている。 もう長年の付き合いなので慣れっこなのだが、オレは今でもドキッとする瞬間がある。 夏場なのでタオルケットがはだけて、腰のあたりがむき出しになって、ウエストのくびれが見えると、「たまらんね~」ってなる。 すっかりオヤジ?w 同居してるからこその特権と言ってくれw。 *  *  * Mくんが帰ってきた。 「ただいま~」 と、布団に転げる。 体格は一番大きいのだが、繊細な性格で病気がち。 子供のまま大きくなった、という言葉が当てはまってしまう。 なかなか、放っとけない。面倒見がいがあるとも言うかな。 話題が豊富で、いろんなネタを提供してくれるのも、この子。 この子自身が書く小説やイラストなど、そっちの情報交換もしている。 *  *  * 3者3様で、ここまでまったく違うタイプが揃うのも、面白い。 しかも3人とも、表立って活躍できる場面が無い。 これぞ、日に当たらない存在、リザンテラそのままだと思う。

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