15 / 23
第15話 同居人、みんなかわいい(管理者)
この小説掲載休止中に、訳あって転職してたりしてた訳ですけど、
そんな場合でも、帰ってこれる家があるのは、ホント、有難いと思っているんです。
そんな訳で、今もまたバイト生活に勤(いそ)しんでいるんですよ。
* * *
「いってきまーす」
と、同居人Cくんが出かけて行った。
この家の中では一番背が高く、すらっとしてて、プロテイン飲んで家の中でトレーニングしてるのを見てるので、そこそこ筋肉もついていて、
先日髪の毛を明るい色に染めたのを見て、
「これって何色にしたの?」
「これ?シルバーです(^o^)」
甘いマスクでこのスタイル、オレがスカウトしたのも、この見た目からだったのだが(爆)w。この子が、モデルにもなれるナンバーワン。イチオシです。まじで。
実は、過去も一因ありの、一番の問題児でもある。あぁいや、あった、ですね。
ちょーっと警察にご厄介になったこともあるのだが(オレも迎えに行ったことがあったなあ)、
今はその方向性をビジネスに転換しているところで、これまたオレが手助けして情報を提供して、いろいろ事業を始めているところ。
ついこの前も、不動産物件を書類と一言二言提示したところ、もうビジネスプランを教えてもらった。頭もいいんですよこの子。
* * *
「おはようございまーす」
次に起きてきた、Rくん。
背が低くて、目が細め。かわいい顔立ちでショタに見えるのだが、もう三十路を超えている。
同居人の中では、一番年上なのだが。
共同の寝室に寝ているので、寝相を毎日見ている。
もう長年の付き合いなので慣れっこなのだが、オレは今でもドキッとする瞬間がある。
夏場なのでタオルケットがはだけて、腰のあたりがむき出しになって、ウエストのくびれが見えると、「たまらんね~」ってなる。
すっかりオヤジ?w
同居してるからこその特権と言ってくれw。
* * *
Mくんが帰ってきた。
「ただいま~」
と、布団に転げる。
体格は一番大きいのだが、繊細な性格で病気がち。
子供のまま大きくなった、という言葉が当てはまってしまう。
なかなか、放っとけない。面倒見がいがあるとも言うかな。
話題が豊富で、いろんなネタを提供してくれるのも、この子。
この子自身が書く小説やイラストなど、そっちの情報交換もしている。
* * *
3者3様で、ここまでまったく違うタイプが揃うのも、面白い。
しかも3人とも、表立って活躍できる場面が無い。
これぞ、日に当たらない存在、リザンテラそのままだと思う。
ともだちにシェアしよう!