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第8話
それから一週間後、父が海外出張から帰宅した。
一週間、兄からの連絡はなかった。
1カ月ぶりの父との再会より、兄との距離が離れた事がとてもショックだった。
久しぶりの日本だと父は浮かれ、夕飯の後はお酒を飲んでた。
「お前も早く酒が飲める歳になればなあ」
と父がほろ酔いな感じで僕を見た。
21時を回り、僕は夕飯、風呂を済ませ、部屋に戻りくつろいだ。
横になり、兄が買ってくれたゲーム機で遊んでいたら睡魔。
そろそろ寝るか、と僕は布団に入った。
(なんだか重たい...)
瞼をこじ開けると目の前に父の顔があった。
掛け布団は剥がされてた。
「な、なんだよ!なにして...!」
いきなり、唇を塞がれた。
酒臭い舌が舌を探り当て、絡めようとしてくる。
夢中で拒んだ。
胸や腰、お尻もスウェットの上から撫でたり触られた。
「や、やめてよ...!」
父さんの大きな手で僕の口を塞がれた。
僕をうつ伏せにすると手で口を塞がれたまま、無理やりスウェットとボクサーを降ろされた。
暴れたくても俺よりは体重がある父さんに覆いかぶさったままで...
お尻がひんやり冷たい!と思った矢先、指が入れられた。
兄ちゃんのゲイビでは気持ちよさそうなのに...
涙が溢れた。
アナルに父さんの勃起が押し当てられ、ゆっくり入ってきた。
痛みで目と唇を噛み締めた。
「リラックスしないと痛いぞ」
リラックスなんてできるわけない。
穴が父さんのちんこで栓をされた気分だった。
「動くぞ」
と父さんの勃起が出し入れが始まり、痛みでシーツを握りしめた。
最後は父さんは僕の中に射精はせず、お尻の上に出した。
スッキリしたら僕のお尻の上に出した自分の精子をティッシュで拭きゴミ箱に捨てると、さっさと部屋を出ていった。
涙が出た。悔しいのか悲しいのかもわからない。
そして、父さんが出張から戻った翌日のこと。
再び事件は起きた。
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