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再会
葬儀を済ませ、東京に戻り、会社員の顔をした後は裏の顔。
やり部屋の個室で見知らぬ男に掘られ、喘いでる俺がいる。
他にも数人セフレはいたが、手っ取り早い。
見ず知らずの男の上で腰をくねらせた。
3人相手して、時間を確認しようとスマホを見たら慶太から連絡が来ていた。
さすがにここでは連絡は返せない。
シャワーを浴び、ロッカールーム。男たちに声を掛けられたりたまに触られながら、やり部屋を後にした。
帰宅しながら、慶太に電話した。
「どうした?慶太」
「こんな遅くまで何処行ってるの?」
時刻は夜10時。
「お前こそ、こんな遅くにどうした」
「母さんに聞いて、広斗さんのマンションの近くの駅に来てる」
えっ、と俺はコインパーキングに走った。
車で駅に向かうと、グレーの半袖のパーカーのフードを被り、細いデニムにヘッドフォンをした、今どきの少年がポケットに手を突っ込んだまま、駆け寄ってきた。
車を降りると、互いに喪服だったあの日とは違うね、と笑った。
俺はスーツは車の中、白のVネックのTシャツにダメージジーンズ。
「家出した、匿ってよ、広斗さん」
「家出?お母さんに俺ん家聞いてきた癖に」
と笑うと、
「あ、バレた。夏休み入ったからさ、しばらく泊まらせて」
「泊まる、て家にか」
「そう。広斗さん、名門校、卒業したんだってね、母さんも広斗さんの家なら、て安心してた」
「俺にまず相談しろよ」
「無理、て言いそうだから、広斗さん」
「よくわかってるじゃん、無理」
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