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第22話

お花見を終え、リクとカイ、ソラは恭一のアパートの一室です。 体が冷えた恭一、カイとソラを思い、リクが入れたココアがテーブルの上で湯気を立てています。 「...美味しい」 両手でカップを包み、ホッとしたソラを見て、リクも安心したように自分のココアのカップを持ち、一緒にテーブルを囲みました。 「楽しかったな、お花見」 「だね」 と、リク。 「もっと楽しいことしよっ」 と、カイは後ろから恭一に抱きつきます。 「こら、ココアが零れるだろ」 恭一もそう言いながら満更でもない様子。 普段はおとなしいソラも恭一を喜ばせたい為にエッチでは積極的になります。 「ほら、2人ともいつまでも優雅にココア飲んでんなよ」 恭一を後ろから抱きしめているカイがリクとソラに唆します。 「そう焦んなよ、カイ」 「...僕、もう少しゆっくりしたい」 「先にいい?」 とカイがリクとソラに尋ねると、うん、と2人は頷きました。 カイは早速、押し入れから布団を出し、敷き始めます。 「恭一さん」 恭一の手を取り、布団へ導くと首元に腕を回しキス。 恭一はリクとソラを心配で眺めました。 「あとで参加するから心配しないで、恭一さん」 リクが明るく言うと、ココアを手にしたソラもうん、と無言で頷きました。 「恭一さん、キスしよ」 色白で、茶色い可愛らしいアーモンドアイの形をしたカイの瞳を見つめると吸い込まれてしまいそうになる恭一がいます。 リク、ソラと同じ、ピンク色の小さな唇がゆっくり近づき、口付けをされました。 ねっとりと舌を絡めるカイに恭一は体を委ねます。 恭一とカイは互いに服を脱ぎ、全裸になりました。

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