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第26話

リクとカイ、ソラは学校でも有名人だ。 リクとカイは人当たりも良く愛想もいい為、友人が多い。 だが、人見知りなソラは話しかけて来られるのが苦手だ。 そして、小さなホクロの有無や場所でしか顔の判別も難しく、背格好も同じな為に、3人とも他の2人に間違われることも数知れない。 3人は残念ながらクラスは別々。 リクは成績優秀、スポーツ万能、人当たりもよく、リーダー的な要素もある性格から、教師からも気に入られ、学級委員も務めている。 帰宅しようと準備をしていたら、プリントのコピーを手伝って欲しい、と担任に言われ、鞄を持ち、リクは職員室へと向かった。 カイはリクとソラと帰宅しようとリクのクラスへ。 リクの机を見ると、鞄がない。 「あれ?先、帰ったのか...」 うーん、と立ち尽くしていると、 「やっと来た」 リクの親友、瞬が話しかけてきた。 「話しがあるんだ。ちょっといい?」 「俺に?」 リクの親友がなんの用だろう、と瞬の後を追い歩いた。 確か、サッカー部だとか言ってたな...。 背が高く、黒髪のイケメンな瞬の横顔を眺めた。 ソラはクラスのみんながいなくなり、ようやく鞄を持ち、廊下に出た。 カイとリクの親友と聞いている、瞬が並んで歩いている。 「...なんだろう」 不思議に思い、こっそり2人の後を追った。 着いたのは人気のない校舎裏。 ソラは校舎に体を隠し、カイと瞬の様子を覗き見だ。 「話しってなに?」 カイがぶっきらぼうに言うなり、カイは抱きしめられた。 「好きだ!」 いきなり抱きしめられたカイも、隠れて見ていたソラも呆然となった。

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