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第27話

「え、俺...?」 呆気に取られているカイを離すと、瞬はカイの瞳を真剣な眼差しで見据えた。 「俺...ずっと好きだった、リク」 カイとソラの頭の中は、リク...?と同時。 俺はリクじゃない、という暇もなく、 カイは唇を塞がれ、キスされた。 「や、ヤバい」 ソラは1人あたふた。 リクとカイが間違われてる...。 どうしよう、と混乱しているソラをよそに、 カイはきつく抱きしめられ、頬を染めながら激しいキスに応えてしまっている。 「ああっ、カイのバカ」 キスを交わし、うっとりしてしまっているカイ。 互いのくっついた脚に、瞬の勃起を感じる....。 長いキスに我慢が出来なくなり、カイはあろうことか、瞬に跪き、グレーのスラックスのファスナーを降ろし、黒のボクサーもズラすと、勃起した瞬のちんぽを取り出し、咥えた。 「カイ、バカ!リク、助けて」 ソラの願いも虚しく、リクはリクで、2人のクラスに行ったが、2人の鞄は無く、先に帰ったと思い、家路を辿った。 頬を紅潮させ、ジュポジュポと音を立てながら、カイは本能に任せて、瞬の勃起を貪っている。 見ていたソラもなんだか体が熱くなり、勃起してしまった自身のちんぽをスラックス越しに握った。 「ああっ、すげ、気持ちいいよ、リク」 リクではなくカイなのだが、もはやカイの耳には届いていない。 「ああっ、俺も我慢できない!」 カイはそう訴えると、スラックスとボクサーを降ろし、壁に手を付き、お尻を突き出した。 「入れて!」 右ポケットからローションを取り出すとカイは自分で解した。 「い、いいの?」 上ずった瞬の声。 カイも頬を染め、振り向き、瞬に目配せ。 ソラも我慢できなくなり、ファスナーを降ろすと勃起を握り締めた。 瞬はカイの腰を掴むと、一気にカイを貫いた。 「ああっ」 カイが仰け反り、感じると、腰を掴んだまま、ガンガン瞬が腰を振り、掘りまくる。 「すっげ、気持ちいい」 カイも瞬も我を忘れて交尾。 そんな2人を見ながら、こっそりソラも扱いた。 しばらくすると、ガンガン突かれながらカイは、 「ああっ、もうダメ、イッちゃう!」 と、校舎裏の壁に精子を飛ばし、 「すげー、閉まる、気持ちい!俺もイッてい!?」 「いいよ!中に出して!俺の中に出して!」 興奮気味に叫び、カイは瞬の熱い精子をアナルで受け止めた。 2人を秘かに見ていたソラもまた、ほぼ同時に勃起を扱いて地面に出した。

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