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第70話
「好きだ、リク」
真っ直ぐな瞬の眼差しを見上げた。
いつもリクといる時以外は、表情に乏しい、イケメンの瞬だが。
耳まで赤いことにリクは気がついた。
「お...俺も」
「俺も、なに?」
瞬の顔が近づいてくる。
「お、俺も...好き。瞬のこと...」
しばらく見つめ合った後、ゆっくり瞬の顔が再度、近づき、リクは瞼を閉じた。
優しいキスに体を委ねていると、着ていたTシャツを脱がされ、デニムのジッパーを降ろされた。
急に気恥ずかしくなり、リクは上半身を起こすと、
「じ、自分で脱ぐ」
「お、おう」
瞬も着ていた服を脱ぎ、ボクサー1枚になり、再び2人は折り重なり、口付けを交わした。
唇が離れるとすぐ、
「く、比べんなよ?」
瞬がきょとんとした。
「その...か、カイと比べんなよ?」
ああ、と瞬は笑った。
「リクだと思ったらリクじゃなかった。俺の中じゃカウントされてない。リクじゃなきゃ意味がない」
優しい口調でそう言い聞かせるように言うと、瞼が開いたままのリクに再度、キスをした。
リクも舌を絡め、応える。
カイのお陰でローションが必要なんだと知り、瞬は秘かにローションを買っていた。
瞬はリクを四つん這いにするとローションを塗り、勃起したちんぽを宛がった。
「やっとリクと1つになれた」
根元まで沈め、丸くて白い可愛らしいお尻を優しく揉みほぐし、リクが振りかえると、瞬はリクの唇を奪うようなキスをし、掘り始めた。
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